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株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッター はこちら人気ブログランキング に参加しています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆『グローバル化疲れ(後編)①』三橋貴明 AJER2018.1.30https://youtu.be/zTZAffiW9yU ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆> ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 福井県の豪雪災害の影響は、未だに続いており、県北部のガソリンスタンドの四割が休業中。五割弱が給油制限という状況になったいます。車社会北陸において、ガソリン不足は深刻な事態です。 何しろ、タンクローリーがまともに走れない状況であるため、補充が追い付かないようです。 福井県石油業協同組合の担当者は、「お店には、もうまるっきりない」「これほどの燃料不足は初めて」 と、コメントしていますが、問題は「初めて」の原因です。 昨日のエントリーでも増えましたが、グローバリズム、市場原理主義において、我々日本国民や企業は「非常事態に備える余裕」を失ってしまったのではないか。 少なくとも、政府が緊縮路線を継続し、余裕を「ムダ」の一言で切り捨てていっている以上、あり得る話でございます。 さて、この状況でまたもや西日本上空に強い寒気が流れ込み、北陸や近畿北部において、12日から13日にかけて「大雪」の恐れがあると、気象庁が報じています。 気象庁は、「比較的雪が少ないとみられる11日のうちに、安全を確認して除雪を進めてほしい」 と呼びかけていますが、問題は「除雪の能力」になります。  実は、現在は広島県北部でも7年ぶりの大雪となっており、除雪「能力」が不安視されています。『総力の除雪、積もる不安 北広島7年ぶり積雪2メートル超http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=409253&comment_sub_id=0&category_id=256 最大積雪量が7年ぶりに2メートルを超えた広島県北広島町で、除雪車がフル稼働している。車両を出すのは自治体の委託を受けた建設業者など。住民の生活を支える除雪作業は今、車両を操作するオペレーターの確保や機械の維持に不安を抱えている。数年に1度とされる強い寒気の影響で連日、雪が降り積もった今月上旬の早朝、豪雪地の同町芸北地域に入り、作業に同行した。(後略)』 広島県もご多分に漏れず、公共投資削減や各種の規制緩和(談合禁止、一般競争入札化など)により建設業許可業者数が減っています。 ピークの1999年には15,135社あった業者数が、2014年には11、817社まで減少しています。減少率22%というわけです。 そもそも、業者数が二割以上も減っている状況で、除雪車両を操るオペレーターも高齢化。北広島町では平均年齢が50代となっています。 北広島町が委託している業者数は、現在は41業者。十年前と比較し、8業者減少。 当たり前ですが、除雪とは「ノウハウの塊」になります。何しろ、道路が「見えない」状況で除雪作業を進めるわけですから、雪に隠された構造物を傷めないように除雪するだけで、技術や経験の蓄積が必要になります。 とはいえ、例により技能継承は進んでおりませんので、このままでは北広島町とっても、二十年後くらいには、「除雪をしたくても、オペレーターがいないためにできない」 状況に至るでしょう。 しかも、除雪車両の維持や修繕にはコストがかかりますが、地方自治体の委託費は「出勤実績」に応じて支払われるため、安定した収益も望めません。雪が降らない年には、コストがかかるだけで、売上はゼロになってしまうわけです。「お天気様次続きをみる

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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