テレビ朝日の看板報道番組「報道ステーション」で、予算や人事権を掌握する番組最高責任者のチーフプロデューサー(CP)・桐永洋氏(49)が解任に至ったのは、出演女子アナに対するキスなどのセクハラ行為を告発されたためだったことが、「週刊文春」の取材でわかった。

テレビ朝日本社 ©AFLO

 出演女子アナの一人、Xさんが桐永氏と会食したのは今年5月3日の「報ステ」放送終了後。焼き鳥屋で酒食をともにした後、自宅までXさんを送った際に事件は起きたという。

 その後、この一件はテレ朝のコンプライアンス統括室に告発され、8月19日に調査委員会が発足、30日に桐永氏の報ステCP解任が局内で発表された。ただし、「社員としてふさわしくない行為があった」というだけで、詳細については説明されなかった。

桐永洋氏(マイナビニュースHPより)

 テレビ朝日広報部は「週刊文春」の取材に、「事案の性格上、詳細について回答は控えさせていただきますが(略)ハラスメントにあたる不適切な行為が明らかになったため、8月30日に当該社員を懲戒処分とし、あわせてその職務を解くことにしました。社員がこのような事態を起こしたことを大変重く受け止め、今後は再発防止をより一層徹底してまいります」と回答した。

早河会長 ©文藝春秋
篠塚常務 ©共同通信社

 桐永氏のセクハラについては、番組の女性スタッフ10人ほどが被害を訴えているという。

 テレビ朝日では、昨年4月、女性記者が財務事務次官(当時)からセクハラ被害を受けた際、篠塚浩・報道局長(当時)が財務省に抗議文を提出。そこでは、

〈優越的な立場に乗じて行ったセクハラ行為は、当社として到底看過できるものではありません。(略)貴省として徹底的な調査を行い、早急にその結果を公表するよう求めます〉

 としていた。

 セクハラを厳しく批判してきた「報道ステーション」内で起きた事件について、視聴者にどのように説明するのか注目される。

 9月5日(木)発売の「週刊文春」では、“キス告発”の詳細や、告発に至った理由、両者の言い分の食い違い、桐永氏とテレ朝のドン・早河洋会長との関係、参院選“官邸関与報道”のお蔵入りを巡る番組内での対立など、「報道ステーション」で何が起きているのかを詳報している。

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