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「必要なのは国の信頼とやらではなく貨幣発行」Source: 三橋貴明氏ブログ

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三橋TV第130回【悪魔も怯えるグローバリストの悪辣さよ】

https://youtu.be/ocqLnXYMeoI  

GDPと並ぶほどに重要な国民経済の統計「資金過不足」の統計において、資金過剰は預金(おカネが余る)か借金返済を意味します。(もしくは「収支が黒字」でも「貯蓄」でもOK)  GDPにおいて、

◆ 生産面のGDP=支出目のGDP=分配面のGDP という三面等価の原則が成り立っているように、資金過不足統計では、

◆ 政府の収支+一般企業の収支+家計の収支+海外の収支=0 が成立します。

 

【日本の一般企業、政府、家計、海外の資金過不足(兆円)】

http://mtdata.jp/data_65.html#kabusoku  

実際、成り立っているでしょ(多少の誤差があるのは、金融機関とNPOを省略しているため)。  

つまりは、家計の預金(資金過剰)は、反対側に必ず「誰かの資金不足」がなければ存在し得ないのでございます。  

日本の家計の、一年あたりの資金過剰がピークに達したのは1992年で、約51.4兆円。

それに対し、2018年の家計の資金過剰は、約14.5兆円。 

人口を1億2700万人で計算すると、92年が一人当たり約40万5千円で、18年が約11万4千円。 

無論、資金過剰は預金(残ったおカネ)のみならず、借金返済も含みますが、

いずれにせよ家計の一年あたりの貯蓄が3.5分の1になったわけです。  

それはまあ、家計貯蓄率が下がり、貯蓄ゼロ世帯が増えるのは当然でしょう。 

一世帯四人家族で考えると、92年は一家で年に160万円ほど貯蓄できていたのが、今や46万円もできない。  

しかも、上記は単純平均であり、「構造改革の平成」において、国民の所得格差・資産格差が「開く」傾向がありました。 

ということは、全体で激しく縮小した「家計貯蓄のパイ」の多くを、一部の「勝ち組」が持っていってしまい、

多くの「負け組」が貯蓄ゼロになってしまったということになります。 

誰が悪いんでしょ? そりゃまあ、企業までもが資金過剰になっているデフレ期に、

財政赤字(資金不足)を縮小している「日本政府」です。日本政府が財政赤字(資金不足)を縮小すると、

必然的に民間の資金過剰も減ります。 本来、企業は資金不足(借入と投資拡大)を増やすべき存在ですが、

デフレ期には無理です。 というわけで、我々、日本の家計が預金できなくなっていっているのは、

1. 日本政府の緊縮財政路線

2. 格差拡大を推進する各種の規制緩和 になります。我々、家計が預金できなくなっているのは悪政、あるいは苛政によるもので、要するに「人災」です。日本の宿命でも何でもありません。 

グローバリズムのトリニティ(緊縮財政、規制緩和、自由貿易)が継続する以上、我々の預金は「縮小しつつ、一部に偏る」状況は終わりません。 つまりは、日本政府がやるべきことは、財政赤字こと「政府貨幣発行」を増やすこ続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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