チャンネルAJER『MMTと令和の政策ピボット(前半)』三橋貴明 AJER2019.4.30
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一般参加可能な講演会のお知らせ。【令和元年7月5日(金)三橋TV公開収録&懇親会】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
令和の政策ピボットの「資料室」がようやくオープンになりました。
また、資料室と同じタイミングでメルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。 皆様、是非とも、メルマガ登録を!
https://a18.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=44&g=1&f=1
三橋TV第93回【財政破綻論者は"人殺し"という残酷な真実】
「財務官僚に聞いてみてください。政府が国債を発行すると、家計の預金は減るのですか? それとも増えるのですか?」
財務省の緊縮財政至上主義は、プライマリーバランス黒字化目標に結びつきます。
プライマリーバランスを維持しようとする限り、社会保障費が高齢化で増え続ける我が国では、「他の支出を削るか、増税」 という話になってしまいます。
(そもそもPB目標自体がナンセンスというか、毒針であることは、今更書くまでもないですが)
安倍政権は2018年にPB目標達成を先送りはしましたが、破棄はしませんでした。
【日本のプライマリーバランス(対GDP比%)】
http://mtdata.jp/data_63.html#PB2
リーマンショック後の麻生政権時(麻生財務大臣が正気だった頃)、日本はPB赤字を7%にまで拡大しました。
政府が対GDP比7%(約35兆円)の赤字ということは、反対側で民間が「35兆円の黒字」になっていたことを意味します。
あの「35兆円の黒字」がなければ、日本経済はどうなっていたか・・・。
その後の民主党政権も、何だかんだ言いながらPB赤字をそこそこ維持したのですが、
2013年の骨太の方針に「PB黒字化2020年達成」という目標が入って以降、容赦なきPB赤字削減が始まりました。
反対側で、民間の黒字が奪われていったことは言うまでもありません。
結局、財政破綻論やPB赤字「縮小」の意味、消費税がどれだけ国民経済にダメージを与えるかについて「国民」が理解しない限り、
財務省の狂った緊縮主義は打ち破れないのです。
炭素税は、炭素の含有量に応じて税金をかけ、CO2の排出量を抑える経済政策です。
罰金をかけることで、CO2排出を減らすことが、炭素税の目的なのです。 ならば、消費増税は。
もちろん、消費を抑制する経済政策なのです。何しろ、消費に対する罰金を重くするわけでございます。
デフレという総需要不足に苦しむ我が国が、民間最終消費支出という最大の需要を抑制する続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
Source: 三橋貴明氏ブログ