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「三橋貴明氏ブログ」センメルヴェイス反射

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チャンネルAJER『MMTと令和の政策ピボット(前半)』三橋貴明 AJER2019.4.30

 

平成政治からの決別を! 

反・緊縮財政、反・グローバリズム、反・構造改革を基本方針とし、政策の「ピボット(転換)」を目指す国民プロジェクト「令和の政策ピボット」が始動致しました。

 

三橋TV第86回【歴史とは合意の上に立った嘘である】

https://youtu.be/yeOkGwWzBoU  

 

本日でGWも最終日です。恐ろしいほどあっという間に過ぎた十日間でしたが、何しろ本を一冊書き上げました(仮タイトル「MMTポリティクス」)ので、当たり前と言えば当たり前です。 

併せて、令和の政策ピボットのリニューアルも進めているので、結局、仕事ばかりしていたGWでございました。  さて、安藤裕先生がツイートしていましたが、中野先生の↓この動画、【「日本の未来を考える勉強会」ーよくわかるMMT(現代貨幣理論)解説ー平成31年4月22日 講師:評論家 中野 剛志氏】 の最も重要な点は、「センメルヴェイス反射」なのかも知れません。  センメルヴェイス反射とは、通説や常識から外れたことを、「事実」であるにも関わらず受け入れられない傾向のことですが、逸話の源は実に恐ろしい。 

オーストリアの病院で妊婦が次々に産褥熱で亡くなっている状況で、センメルヴェイスは医師として「接触感染」に気が付き、対策を訴えたにも関わらず、他の医師たちからむしろ攻撃され、不遇の生涯を終えました。 なぜ、センメルヴェイスの訴えた「事実」が広まらなかったのか。「患者を殺していたのは、実は医師の手である」 という事実が、医師たちに受け入れがたいものだったためです。 以前書きましたが、「自分の言動のせいで、大勢の人が死んだ」という現実があったとして、多くの人間は、

1.「自分の言動⇒大勢の人々が死んだ」という事実をなかったことにする(記憶の消去)

2.上記の因果関係を認めず、それまでと同じ言動を続けることで、自己正当化を図る の、

2パターンで自己防衛に走ります。そして、自分を守るために真実を語る者を攻撃する。まさに、センメルヴェイスと同じ状況になるのです。 

冗談でも何でもなく、財政破綻論者、主流派経済学者、あるいは財務官僚の天動説的「財政破綻論」が原因で、日本において緊縮財政が継続し、実際に何万もの人が死んだのです。身内を失った日本国民は、例えば財務省が、「実は緊縮財政は間違っていました」 と、正直に「事実」を語ったとき、果たして許すのでしょうか。許せない人が少なくないでしょう。 そんなことは誰にでも想像がつくわけですが、となると、財政破綻論者や主流派経済学者の「センメルヴェイス反射」は終わらず、彼らが死滅するまで「正しい主張」には転じない可能性が高いのです。 

天動説を人々が信じていても、イデオロギー的闘争以外では人死には出ませんが、財政破綻論の場合は、冗談でも何でもなく大勢の人が死んでいるのです。さらに、貧困化した国民が数百万人、下手をすると数千万に達し、日本国が小国化し、発展途上国化していっている。 正直、これほどの罪悪があるのか、という印象ですが、罪人である財政破綻論者たちは、今後、どうするのでしょうか。これまで通り、財政破綻を叫び続けるのか。 あるいは、彼らが万が一(億が一)改心したとして、身内が緊縮財政で自殺した国民は、彼らを許すことができるのか。  分かりません。

【経世史論~「正しい祖国の歴史」を学び、「現代」を読み解く~】

※5月15日(水)までに新規お申込み頂いたお客様に、三橋貴明:著

「99%の日本人が知らない明治維新の大嘘」のサイン本をプレゼント致します。(送料も不要です。また、サイン本にはお名前が入ります)  

もしかしたら、この種の問題を「何とかする」のが政治というものなのかも知れませんが、わたくしは政治家ではないので、とりあえず続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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