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「三橋貴明氏ブログ」日本の潜在的覇権力(令和ピボットへの道その7)

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チャンネルAJER『修正エンゲル係数(前半)』三橋貴明 AJER2019.4.23

 

 

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平成政治からの決別を! 

 

反・緊縮財政、反・グローバリズム、反・構造改革を基本方針とし、政策の「ピボット(転換)」を目指す国民プロジェクト「令和の政策ピボット」が始動致しました。

 

三橋TV第83回【財務官僚や御用学者についてぶっちゃけてみた!】

 

https://youtu.be/SDbvIB7_ylU  

 

平成時代も、あと二日。明後日からは令和の御代です。  松田政策研究所チャンネルに出演しました。

 

【GW特番『ずばり”日本経済の病”は? 令和の時代の政策論、MMTも詳しく解説!』 ゲスト:株式会社経世論研究所 所長 三橋貴明氏】  

 

世間はGWでございますが、わたくしは執筆、家事、育児のサイクルをグルグル回しており、つまりはいつもと変わらんという話でございますな。GW期間に東京から出る気にはなれませんので。 さて、ビジネス社「米中覇権戦争 残酷な未来透視図」は、ずばり「覇権」がテーマでございます。 

過去に、覇権国は「二系統」あった。アメリカ型覇権国と、ロシア型覇権国。 なぜ、「アメリカ」型とロシア「型」と表現しているのかと言えば、トクヴィルの有名な予言、『アメリカ人は自然がおいた障害と闘い、ロシア人は人間と戦う。一方は荒野と野蛮に挑み、他方はあらゆる武器を備えた文明と争う。

それゆえ、アメリカ人の征服は農夫の鋤でなされ、ロシア人は兵士の剣で行われる。 目的の達成のために、前者は私人の利害に訴え、個人が力を揮い、理性を働かせるのに任せ、指令はしない。 後者は、いわば社会の全権を一人の男に集中させる。 一方の主な行動手段は自由であり、他方のそれは隷従である。 

両者の出発点は異なり、たどる道筋も分かれる。にもかかわらず、どちらも神の隠された計画に召されて、いつの日か世界の半分の運命を手中に収めることになるように思われる。(1835年刊行「アメリカのデモクラシー」)』 に由来しています。 

もっとも、アメリカとロシアが覇権国になることを看破したのはトクヴィルですが、過去の覇権国を二系統に分類したのは、わたくしが初めてだと思います。 アメリカ型覇権国の特色は、「ナショナリズム」「統一言語」「人手不足」「生産性向上」の四つです。別に「同一民族」である必要はありませんが、統一言語でなければなりません。(前にも書きましたが、19世紀のアメリカは移民を入れたにも関わらず、超絶的な人手不足が続きました) 健全なナショナリズムの下、同じ言葉を話し、コミュニケーション上の障壁がない国民が、人手不足解消のための生産性向上(厳密には「投資」)により、覇権国へと成長する。ネーデルラント連邦共和国も、連合王国も、アメリカ合衆国も、全て同じルートを辿りました。  

ちなみに、旧約聖書において「天に届くバベルの塔」の建設を始めた人間に対し、神は、「なるほど。彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、恐らくこのこともやり遂げられないこともあるまい。ならば、我々は彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」 と、言葉を乱す罰を与えたのです。興味深いでしょ? ところで、アメリカ型覇権国は「グローバリズムの覇権国」となり、グローバリズムを推進することで覇権力を弱体化させていきます。何しろ、グローバリズムとは覇権国(アメリカ型)の条件「ナショナリズム」と対をなす概念なのです。 妙な表現ですが、グローバリズムとはアメリカ型覇権国の出現を阻害する機能を保有しているのです。 

さて、「米中覇権戦争 残酷な未来透視図」に話を戻しますが、現在は中華人民共和国(中国共産党)が「アメリカが覇権国の強みを取り込んだロシア型覇権国」に成長しつつあるという、洒落にならない時代です。それにも関わらず、アメリカ型覇権国の系統の「次」が見えてこない。 いつもならば、毎回「次の覇権国候補」に名乗りを上げるドイツが、移民によりナショナリズムが成り立たなくなっている。ちなみに、移民で「人手不足」を解消すると、アメリカ型覇権国の条件の一つ「生産性向上」が阻害されます。無論、言語もモザイク化していく。 

ヒトの移動の自由(移民政策)は、アメリカ型覇権国への成長を最も妨害するグローバリズムなのです。 そんな中、世界に一つだけ、アメリカ型覇権国への成長の「可能性」が残されている国がある。というのが、「米中覇権戦争 残酷な未来透視図」のメインテーマなのですが、話は変わって、日刊MMT。

『財政赤字を恐れるな 財政至上主義は利己主義 現代金融理論(MMT)に関心があり、4月の参院予算委員会でも質問した。 みなさんは「貨幣」というと金貨のようなものを思い浮かべるかもしれない。紙幣も金と交換できる兌換(だかん)紙幣として始まった。わかりやすくいえば金貨を持っている人がそれを貸すというイメージだ。財政破綻はありえない しかし、現在の貨幣はそうした仕組みではない。金とは関係なく国家の信用で強制的に通用している。極端に言うと元手はゼロだ。誰かにお金を貸した瞬間に、誰かの預金残高が増える。これを信用創造と言う。 財務省などは預金残高が減ってくると国債の引き受け手続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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