未だくすぶり続けるビートたけし(72)の愛人問題。「週刊文春」の直撃に長男(38)が応じ、初めて心境を明かした。

 現在、たけしが直面しているのは、40年近く連れ添った妻・幹子さん(67)との離婚問題だ。今年の元日、スポーツニッポンが「離婚調停に入った」と報じると、当のたけしは生出演した「新・情報7days ニュースキャスター」(TBS系)でこうまくしたてた。

「調停なんか終わってるよ、バカヤロー! あとはハンコ押すだけだ、こっちは。(慰謝料を)何百億も取られちゃうよ」

ビートたけし ©文藝春秋

 だが現時点で、たけしが言う離婚調停が行われた事実はない。すでに双方が弁護士を立たうえで離婚に向けた話し合いが行われているのが現状だという。

「昨年末頃から、たけしさんは人前でも平然と離婚の話をするようになり、周囲には、年末にも離婚が成立すると話していました。かつては別れるときは『カミさんに全財産渡す』と言っていた。ただ実際は、逆に財産分与を要求していると聞いています」(たけしの知人)

 発端となったのは2014年7月に「週刊文春」が報じた18歳年下で実業家のAさんとの不倫疑惑だった。

2014年7月17日号の「週刊文春」スクープ記事

「それまでたけしは家族と別居していても、週に一度は幹子さんと会ってお互いの近況を報告し合っていた。ところが4、5年前から奥さんとの会食をキャンセルするようになり、Aのマンションに入り浸るようになったのです。周囲に『カミさんと別れて一緒になる』と宣言するほど入れあげていました」(たけしの別の知人)

 昨年4月、たけしは、Aさんと立ち上げた「T.Nゴン」に移籍。しかし、その後も混乱は収まらず、Aさんは仕事やギャラにも逐一口を出すようになったという。

 長男は、次のように語った。

「実はもう父とは2年近く連絡がとれない状態が続いています。昨年から様々なトラブルが報じられ、色んな話を耳にすることに、家族として、ちょっと格好悪いなっていうか、心配な気持ちがあります」

 4月25日(木)発売の「週刊文春」では長男が実名で、フライデー事件やバイク事故などを振り返りながら、初めて向き合ったという父・たけしに対する心配の思いを語っている。また、あわせて、たけしとAさんの現在の関係や離婚問題などについて4ページにわたり報じている。