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「三橋貴明氏ブログ」令和の政策ピボット その4 食料安全保障

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『フィリップス曲線の崩壊(前半)』三橋貴明

AJER2019.3.25

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三橋TV第73回【カテゴライズと革命、そして伝統】

平成政治からの決別を! 反・緊縮財政、反・グローバリズム、反・構造改革を基本方針とし、政策の「ピボット(転換)」を目指す国民プロジェクト「令和の政策ピボット」が始動致しました。

「賛同者」の人数が、今後の展開に大きく影響致します。皆様、是非とも賛同者としての宣言をお願いいたします。

令和ピボットのWEBは、今後、呼びかけ人の追加はもちろんのこと、「資料室」「コミットメントボード」の設置を予定しています。

クライテリオン関係や三橋TV、日本の未来を考える勉強会などのリンクバナーも貼り、連携していくことになります(先方に了承頂けるなら、薔薇マーク・キャンペーンなどとも)。

本日は12:30~ ラジオ日本「マット安川のずばり勝負」に出演します。

令和ピボットシリーズのとりあえずのトリということで、食料安全保障。

グローバリズムあるいは「大資本」が荒れ狂い、自らの利益最大化のための「政治」を推進する状況は、別に人類にとってみれば今回が初めてというわけではありません。国民の政治力が弱まれば、「カネ」の力が強い政商などのレント・シーカーの政治力が高まり、人々から所得を吸い上げる政策が推進される。これは人類の宿痾です。

国民の方は、何しろ民主主義の国であっても一人一人の政治力が小さすぎ、対抗しようがない。しかも、レント・シーカー側はマスコミを抑え、「国民ではなく俺のカネを最大化」の政治を政治家に要求する。

例えば、「小売りサービス」一つとっても、消費者一人一人の購買力は極小です。それに対し、大資本の小売りサービスの販売力は極大。 何しろ、消費者側は「買わなければ死ぬ」という状況ですので、選択肢が事実上なく、一個人の力では大資本側に対抗のしようがなかったのです。

結果、人類が生み出した知恵を、「協同組合」と呼びます。 1844年12月21日、イギリスはランカシャーのロッチデールに「個別の労働者の購買力」を統合することで購買力を強化し、大手小売商に対抗することを可能にする「生活協同組合」の店舗が開かれました。

協同組合運動の先駆的存在となった「ロッチデール先駆者協同組合」の誕生です。  ロッチデールは「生活協同組合」ですが、農業協同組合の元祖はドイツのライファイゼン信用組合になります。 ライファイゼンとは、19世紀にドイツのライン州の農村で官選尊重を務めていた人物。

当時のドイツの農村は、資本主義経済や市場原理主義の影響で窮乏化が進み、農民の没落が著しかったのです。 ドイツの農村で農民を苦しめていたのは「高利貸」でした。高利貸は農民を新事業(酪農など)に誘い、おカネを貸し付け、返済できなくなると容赦なく財産を取り上げ、私腹を肥やしていきます。 ライファイゼンは窮乏する農民を救うため、協会の教区ごとに貯蓄組合を創設。組合から低利融資を行うことで、農民の高利貸依存を断ち切ろうとしました。

「市場原理」ではなく、互いに負担を分かち合い、助け合う「相互扶助」により、豊かな生活を目指す。ライファイゼン型の農村信用組合はドイツ全土に普及し、やがては穀物の販売や肥料の共同購入などを目的とした協同組合も作られるようになっていきます。農民の生産力と購買力を束ねることで、大資本に対抗するという発想の「農業協同組合」が世に出たわけです

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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