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新入社員が覚悟の告白

就活女子大生の私を
弄んだ大林組幹部

リクルーターを務める54歳の幹部社員は、私に内定をちらつかせて酩酊させ、ホテルへ連れ込みました。“裏口入社”の自分をずっと責めてきた。そして、私は――。

大林組 現役幹部のリクルーターが就活女子大生と“不適切な関係”

 就職活動でOB訪問に来た女子大学生への強制わいせつ容疑で2月18日、27歳の男性社員が逮捕された大手ゼネコン「大林組」(東京都港区)。同社の現役幹部社員が2017年春、就職活動をしていた女子大学生にリクルーターとして面会し、不適切な行為を働いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

不祥事に揺れる大林組 ©共同通信社

 その幹部社員とは、東北地方の工事事務所で所長を務めていた高橋修一氏(仮名)。2017年4月、リクルーターという立場にもかかわらず、女子大学生の斉藤絵美さん(仮名)を酩酊させ、ビジネスホテルに連れ込んで性行為に及んでいた。斉藤さんは当時、大林組の役員面接の直前だった。まもなく内定を得た斉藤さんだったが、高橋氏の誘いを断ることができず、その後も関係を持ち続けていたという。

 2018年4月、大林組に入社した斉藤さん。このほど、「週刊文春」の取材に応じて経緯を明かし、「就職してからずっと私だけが不当な形で入社したと、自分を責めてきました」と話した。

入社後に届いた口止めのLINE

 高橋氏は電話取材に対し、「(私から)誘っているわけでもないし。私の方から入れてやるからどうのって、そんな優位な立場じゃないんですよ、リクルーターは」などと回答。関係は合意の上なのかを問うと、「個人的な話なので何も申し上げられませんけど」と答えた。

女性が働きやすい会社をアピールし、日経新聞ほか主催の「女性が活躍する会社Best100」(2015年)でも、建設・不動産業1位を獲得

 大林組のコーポレート・コミュニケーション室は以下のように回答した。

「『本件については、社内にて事実関係を確認中ですが、事実であった場合は、決して許されるものではなく厳重に処分いたします。また、会社のリクルート活動について、任意に行われるOB訪問も含め行動規範を見直して周知徹底を図るなど、不祥事の防止に努めてまいります』 本コメントは、社長の蓮輪(賢治)まで確認しました社としての正式なものでございます。事実関係確認中につき、個々のご質問に回答できませんことご了承願います」

蓮輪社長 ©共同通信社

 このコメントの翌日、斉藤さんは男性の人事部長らから約3時間にわたって経緯を聴取された。その際、人事部長は「高橋の方が立場が弱い」「高橋には妻子がいて、役職もある。失うものが多いんだ」などと斉藤さんを責めるような発言をしたという。

 採用活動という職務で、幹部社員による不適切な行為が発覚したことで、「女性が働きやすい会社」を掲げてきた大林組の企業体質が問われることになりそうだ。

 3月7日(木)発売の「週刊文春」では、斉藤さんが高橋氏との関係や自身の苦悩を告白しているほか、被害者心理学の専門家の見解、不祥事が相次ぐ大林組の企業体質などを報じている。

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