スポンサーリンク

データはありません

【衆院選】枝野氏、まさかの大接戦 首都圏全46区「当落リスト」

【激闘10・22衆院選】枝野氏、まさかの大接戦 選挙プランナーらが分析 首都圏全46区「当落リスト」

10・22衆院選がヒートアップしてきた。北朝鮮情勢が緊迫するなか、「自公与党vs希望、維新vs共産、立憲民主、社民」の3極激突は、安倍晋三首相(総裁)率いる自公与党が300議席をうかがう勢いだ。小池百合子都知事(代表)の希望の党は失速気味だが、個別の選挙区はどうなっているのか。無党派層が多く、票が読みにくい埼玉、神奈川、千葉の計46選挙区を選挙プランナーの松田馨氏と、政治評論家の小林吉弥氏が分析した。

「民進党の希望の党への合流構想が出た当初、無党派層の支持を受け、東京・首都圏を席巻すると思われたが、今は見る影もなくなってしまった。民進党が希望の党、立憲民主党、無所属に分裂したことで、反自民党票を野党同士で食い合う構図となってしまった」

松田氏は、埼玉と神奈川、千葉の各選挙区の特徴をこう分析した。

まず、埼玉5区が壮絶な死闘となっている。

ここは、小池氏の「選別・排除」路線に反旗を翻し、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男代表の地元だ。事実上、自民党の牧原秀樹元環境政務官とのガチンコ勝負である。

枝野氏は、党の仲間を応援するため、全国を駆け回り、「まっとうな政治を取り戻す」などと訴えている。この選挙区に希望の党は「刺客」として、同じ弁護士の高木秀文氏を送り込んだ。

報道各社の情勢調査の中には「先行・牧原氏、追う枝野氏」というものもある。10ポイント近くも引き離されているのだ。枝野氏が勝っている調査もあるが、5ポイント以下というケースも。代表就任でメディアに露出しているが、序盤戦では「枝野氏=接戦、落選危機」なのだ。

松田氏は「共産党も枝野氏を支援する。自民党への反対票を集めるだろう。牧原氏がどこまで粘れるかが勝負だ」と語った。

安倍首相が精力的に全国遊説を行うなか、北朝鮮対応などで官邸で待機することも多い、菅義偉官房長官の神奈川2区も注目選挙区である。

菅氏は前回衆院選で、次点候補をトリプルスコアの大差で破ったが、今回は懸念材料もある。官邸での待機に加え、定例会見で、東京新聞の女性記者らに「森友・加計学園」問題で質問攻めに遭うなど、左派勢力のターゲットにされているのだ。女性記者との激しいバトルはテレビでも繰り返し報道され、少なからずマイナスの影響が指摘されている。

菅氏は、民主党(当時)が政権奪取した2009年衆院選でも辛勝したが、対立候補に548票差まで迫られた。菅氏は「選挙の厳しさを忘れない戒め」(秘書)として、地元事務所の車のナンバーを「548」にしている。徳川家康の「顰像」(しかみぞう)にならったのか。

松田氏は「菅氏は今回も安定した得票をたたき出す」と分析する。

その菅氏が8日に乗り込んだのが、「真空宰相」こと野田佳彦元首相の千葉4区だ。

野田氏は当初、希望の党入りを模索していたが、かつての部下、細野豪志元環境相に「三権の長を経験された方はご遠慮いただきたい」と拒絶された。プライドもある野田氏は「先に離党していった人の股をくぐる気は全くない」と、無所属での戦いに踏み切った。

地元・船橋市内での演説で、野田氏は「無所属での落選は、政治家人生の終わりを意味する」と訴えた。政党の組織的な支援もないため、ポスターを貼る枚数なども限られる。無所属ゆえに比例復活もない。

民主党時代の3首相の中では、唯一まともといえる政治家が、まさに背水の陣である。

松田氏は「連合も含めて野田氏を支援するはずだ。地元で築いた野田ブランドは簡単には揺るがない」と話している。

 

スポンサーリンク




ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

2,402人の購読者に加わりましょう

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事