インターネットは、世界中の人・モノ・サービスをつなげることで、大きな価値を生み出してきました。しかし同時に、インターネット上の脅威も容易に国境を越えるようになりました。本年５月にランサムウェア（身代金要求型ウイルス）が瞬く間に世界中にひろがったことは、記憶に新しいところです。

こうしたサイバーの脅威から身を守り、またインターネットを安全に利用できる場に保つためには、インターネットを利用する全ての人がサイバーセキュリティに取り組むことが重要です。これは、我が国のみならず、世界共通の課題であり、諸外国に住まう人々、そして日本で生活する多くの外国の方も例外ではありません。

政府では、毎年１０月を「サイバーセキュリティ国際キャンペーン」月間としており、今年も、キャンペーン特設サイトを開設して、英文の情報セキュリティハンドブック等のコンテンツを発信してまいります。またＡＳＥＡＮ諸国と連携して、この取組を広く海外に波及させてまいります。

本キャンペーンを契機として、インターネットを利用する全ての人にサイバーセキュリティの重要性について認識を深めていただきたいと思います。

平成２９年９月２９日
内閣官房長官　菅　義偉