「“堪(た)”えているのは国民であり、彼女のために働く秘書やスタッフたちだと言いたい。こうした空気を読めない彼女の無神経さは、初登院の頃からまったく変わりません」
片山さつき地方創生担当大臣(59)の事務所関係者は、そう断じる。
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小誌が報じた「100万円口利き疑惑」など、数々のスキャンダルが露呈した片山氏。12月14日の会見で、今年を表す漢字を聞かれた片山氏は、「堪」と答えた。
「内閣に入ってからは私も一生懸命『堪えて』頑張っておりますので、皆さん同じ気持ちかなと思っておりますので。ポジティブな意味を含む方の『堪える』かなと思っています」
片山氏が財務省を退官し、衆院選で静岡7区から初当選を果たしたのは05年のことだ。初登院の際、「議員会館に来られた感想は?」と記者から聞かれた途端、片山氏は表情を一変させ、こう言い放った。
「異常に今日も朝から初歩的な質問が多いんですけど、私に聞くんだったら、もう少しお考えになったらどうですか」
まさに、片山氏の性格を表している発言だというのは、政治部デスクだ。
「大蔵、財務官僚を約23年やっていましたから、とにかく自信たっぷりの態度でした。当時の口癖は、『私、インサイダーだから』。他の新人とはレベルが違うとアピールしていました」
別の事務所関係者によれば、「昔から人を人とも思わぬ態度を取っていた」と語る。