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「三橋貴明氏ブログ」長期的な政府投資のために「計画」が必要だ

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『日本国の大本営発表①』三橋貴明 AJER2018.12.25

 

 

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メルマガ「週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~ 」では、現在、マルクスの「唯物史観」を取り上げています。

思想系の難しい話は、基本的には上記で展開しておりますので、ご興味がある方はご登録下さいませ。

 

さて、マルクス主義にせよ、ケインズ主義にせよ、あるいはグローバリズムにせよ、単なる「ツール」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

とはいえ、このツール、別名「思想」が世界に途轍もない影響を与えるのも確かな事実です。

『経済学者や政治理論家の思想は、正しい場合にも間違っている場合にも、一般に考えているより、はるかに強力である。

世界を支配しているのは、思想以外にないと言えるほどである。(ジョン・メイナード・ケインズ)』

 

マルクスの唯物史観に基づく「経済発展段階説」は、資本主義経済において、労働者の労働力が適正価格で購入されておらず、

剰余価値が資本家により再投資されることで、持てる者(ブルジョアジー)、持たざる者(プロレタリアート)との格差が拡大し、

両者間の階級闘争が激化する。

 

その後、プロレタリアート独裁を経て、国家や私有財産権が存在せず、資本が共有される「共産主義社会」が訪れる、と、

超大雑把に書くとそういう話だったのですが(詳しくはメルマガでやっています)、

現実には共産主義革命は失敗しました。

マルクスの経済発展段階説のラストは、明らかに間違っていたのです(元々が「予想」でしたが)。

だからと言って、マルクスの唯物史観が「全て間違っている」という話にはなりません。

唯物史観のみで世界を説明するのは無理という話で、「新自由主義、市場原理主義は常に正しい」

という思想同様に、唯物史観、ケインズ主義の「全否定」も間違っているのです。

 

ソ連はノーメンクラツーラがそれまでの資本家同様に「上位階層」として支配する国で、

「共産主義国」でも何でもありませんでしたが、一応、それっぽく「計画経済」を建前にしていました。

結果的に、市場競争が皆無となり、生産性が全く向上せず、西側諸国に差をつけられることになりました。

だからと言って、政府の「計画」は全てダメ、という話にはなりません。

「ソ連は計画経済が行き過ぎ、生産性が向上せず、衰退した」 という事実があったとして、

「だから政府の計画はいらない」では、思考停止もいいところです。

 

市場経済、唯物史観、ケインズ主義同様に、計画経済も単なる「ツール」に過ぎないのです。

少なくとも、長期的なインフラ整備は、政府が「計画」をもってやらなければなりません。というか、

個人の人生設計にしても「無計画」というのは愚かなことです。「リニア新幹線が名古屋まで開通すれば、

飯田市に引っ越し、コメを作りながら品川に通勤する」 という、わたくしの人生設計も、まさに「計画」なのです。

 

というわけで、世界の主要国の中で、インフラ関続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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