2018年9月15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林さん。
いま、日本中で、彼女の生き方や言葉に心を動かされる人が増えている。
彼女の遺した言葉を集めた本『一切なりゆき~樹木希林のことば~』(文春新書)…
2018年9月15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林さん。いま、日本中で、彼女の生き方や言葉に心を動かされる人が増えている。彼女の遺した言葉を集めた本『 一切なりゆき~樹木希林のことば~ 』(文春新書)も、発売されるや忽ちベストセラー入りしている。
【樹木さん自らアルバムに貼った写真】シトロエン2CVに乗る樹木さん
本日12月29日(土)に創刊号が発売となった『 週刊文春WOMAN 』では、樹木さんが気に入っていたという晩年の2枚の写真と、自宅のアルバムに自ら貼って大事にしていた「まだ樹木希林になる前の3枚の写真」をグラビアページで紹介。写真にまつわるエピソードとともに、彼女の生き方を紹介している。
「編集者になって約20年。これまでに取材をした方の中で、もっとも印象に残っているのが樹木さんでした。インタビュー中は一瞬たりとも気が抜けない。間の抜けた質問をすると、さーっと空気が冷え込んでいく。でもリカバリーしようと必死に食らいつくと、たちまち聖母のような温かさで受け止めてくださる。『あなた、インタビューするからには、きちんと本質をとらえた質問をしないと』と、言われているようでした。そして取材の最後には必ず、じっと目を見ながら『もう、あなたにまかせたから。原稿チェックはしません。私が言ったことはほんとうに思っていることだから、全部書いていいわよ』とおっしゃった。独立独歩で自由。自分のことば、行為にはいくらでも責任を取りますよという姿勢が素敵でした。そんな樹木さんの生きる姿勢を、貴重な写真から感じていただけたら嬉しいです」(『週刊文春WOMAN』編集長・井﨑彩)
創刊号にはほかに、内田也哉子さんの書き下ろしエッセイ「Driving My Mother」も掲載されている。
週刊文春WOMAN (文春ムック)
文藝春秋
2018年12月29日 発売
Source: 文春砲