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「大嘗祭」予算まで削る財務省

                      

 先日、「海道東征」を聞く貴重な機会に恵まれました。「海道東征」って・・・・知っていますか? 初代天皇、神武天皇が日本を統一するために東へ、東へと向かう、その道程を表現した歌曲です。昭和15年(1940年)が紀元二千六百年(神武天皇即位から二千六百年)に当たることから、その奉祝曲として作られました。作詞は天才詩人である北原白秋、作曲は「海ゆかば」の作者である信時潔です。戦前はあちらこちらで演奏されていましたが、戦後は長く「封印」されてきた幻の名曲です。

 北原白秋といえば抒情的な作風を思い出す人が多いと思います。しかし北原白秋はこの曲を作詞した当時55歳、ほぼ失明状態でありながら渾身の力を振り絞って人生の最後に叙事詩を書き上げました。「海道東征」の詩は(意味はよく分からなくても)力強く、荘厳で美しいものでした。曲は雄大で、明るく楽しいものでした。

 「海道東征」に描かれた世界は古代の世界ですが、ちっとも古く感じないことに感動しました。二千六百年以上前と言えば、現代とはどれほどかけ離れた世界かと思いがちですが、そこに描かれた世界は今の私たちも共感できる世界でした。それは日本には天皇陛下がいらっしゃるからだと思います。神武天皇の子孫である今上天皇が今もいらっしゃるからです。明日(1223日)は今上天皇85歳のお誕生日です。日本では古代と現代が繋がっているのです。こんな国は世界で日本しかありません。

 さて、来年、新しい天皇が即位して初めての新嘗祭(大嘗祭)が行われるわけですが、その予算がずいぶん削られるそうです。外国からの賓客を多数,招待してパーティーを開くのですが、それが立食形式のパーティーだとは、開いた口が塞がりません。大嘗祭を簡素化することの言い訳のように、秋篠宮殿下のお言葉がメディアに流れましたが、皇族にまで費用の心配をさせること自体が異常です。役所というのは、万事、前例の通りにやることを好むくせに、宮内庁はなぜ一世一代のイベントにかかる費用をケチるのでしょうか? おそらく財務省が「コストカットしろ」と圧力をかけたのでしょうが、カットして良いものと悪いものがあるはずです。こんな大事なイベントをコストカットして粗末なものにするなんて、とんでもないことです。

 国連加盟国193か国のうち君主制の国はわずか28か国だそうです。その中でも血統で元首が決まる国はごく僅かでしょう。ヨーロッパの王国は近隣国と婚姻を結ぶことで「敵対国ではない」ことを示すわけですから、混血は当たり前です。イギリスのハリー王子はアメリカ人のメーガン・マークルさんと結婚しました。世界の中で日本の皇室は良い意味で特殊であり、大嘗祭を盛大に執り行うことは日本の文化を世界にアピールする絶好のチャンスです。国民が皇室に敬意を持つ良い機会です。

 国益という意味でも大嘗祭を豪華に執り行うべきです。

 

 

 

 

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Source: 愛国女性のつどい花時計

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