僅か10日間で100億円をバラ撒き、話題になったQRコード決済アプリ「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」。影の仕掛け人はソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(61)だ。
「PayPayはソフトバンクとヤフーの出資で、10月にスタート。孫氏は『将来は日本人全員が使うサービスにしろ』と大号令をかけていました。今回のキャンペーンも『(QRコード決済で)最後発だが、ドカーンとやろう』と孫氏中心に決められたものです。モデルは、中国・アリペイ(アリババの子会社)が行う『ダブル12キャンペーン』。代金の5割がキャッシュバックされるというもので、孫氏はアリババの取締役も務めています」(ソフトバンク関係者)
結果、「新規の利用者約190万人を獲得する上々の成果だった」(調査会社)だが、クレジットカードの不正利用が相次ぐなどセキュリティ面の不安を露呈している。