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『グローバリズムのトリニティ①』三橋貴明 AJER2018.12.4
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三橋TV第29回 【経済学が最も不要な学問である理由】
国際リニアコライダーの建設費用は、8000億円。うち、日本負担分は5000億円。
建設期間は10年であるため、毎年「高々500億円」でございます。日本政府の予算は、毎年100兆円規模。
つまりは、500億円は年間予算の2000分の1。
政府が年収1千万円のサラリーマンだとすると、国際リニアコライダー向けの支出は「わずかに5千円」ということになります。
高々500億円の予算さえつけられない国の政治家が、何を偉そうに、「科学技術立国」 とか語っているんだと、もはや怒りがわいてきます。
『ILC誘致 次のステップ急ぎたい
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/12/17/41317
最終局面に入った国際リニアコライダー(ILC)誘致に、新たな動きがあった。
日本政府の意思表明の期限は年内とされてきたが、「来年3月7日」に延びた。
ILC計画は、世界的に影響の大きい欧州の次期素粒子物理計画に入るかが焦点となる。
欧州の支援を得るには年内がぎりぎりだったが、わずかな猶予ができた。
意思表明を促してきた国際研究者組織にいらだちは隠せないが、なお日本への期待がある。残された時間を生かさなければならない。
ILC計画を巡っては先月、日本学術会議の検討委が文部科学省への回答案で、最大の課題である約8千億円の建設費について厳しく指摘した。
誘致に取り組む関係者を驚かせる内容だった。
具体的には、巨額の経費が必要なILCは「一国の経済では支えることができない」
「適正な国際経費分担の見通しなしの誘致決定は危険」とまで述べている。
これに対し、研究者は「事実誤認や理解不足がある」と回答案の修正を求めた。
「危険」との表現に、「日本政府が経費分担の見通しなしに誘致決定することは考えられない」と反論する。(後略)』
ちなみに、学術会議のILCに関する回答案では、予算について、
『巨大プロジェクトにおいてすべてが予定通りに進むことはむしろ例外的であり、
過去には様々な原因により当初計画より進行が遅れ、経費も大幅に膨らむ結果とな
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
Source: 三橋貴明氏ブログ