世界中のメディアを「Abe」ではなく「Sakurada」が席巻している。
桜田義孝五輪相(68)が、サイバーセキュリティーの担当閣僚でありながらパソコンを使ったことがないと国会で答弁したのを受けて、米紙ワシントン・ポストは「驚くべき告白」、英紙ガーディアンは「最強のセキュリティー」と皮肉る声を紹介。ペルー紙レプブリカは「日本は科学技術に最も重きを置く国の一つ(なのに)」と嘆き、メキシコ紙ウニベルサルの読者は「日本に新たな情報技術革新の波が訪れた」と枚挙に暇がない。
就任以来、常にしどろもどろの答弁で冷や汗をかきまくっているが、辞任の気配も更迭される雰囲気もない。パソコンのUSBについて、「使う場合は穴に入れるらしいですが、よく分からない」と無知を晒しても、むしろ「(地元)柏の出川哲朗」などと面白がられている始末だ。
「『鈍感力』抜群で憎めないキャラ。大物政治評論家が月一回開く朝食会に必ず出席して愛想を振りまくマメな面もある。失言は昔から常態化しており、本人は全く気にしていない」(自民党中堅議員)