「私たち日本のことを知ろう」
「君が代の君とは誰のことですか?」
「君」は敬愛をこめた呼称ですが、「君が代」の君は天皇を指すことにまちがいありません。
「君が代」の原歌は。古今和歌集の「賀歌」、長寿の祈る歌だそうです。
作者は不明です。
「わが君は、千代にましませ さざれ石の いわほとなりて 苔のむすまで」
=「私の敬愛する人よ 千年も八千年も、小さな岩が巨石となって
その表面を苔が覆うようになるまで、どうか息災でいてください。」
古代から千年以上、歌い継がれてきたこの和歌が日本の国歌になったのは
明治時代です。
イギリスの軍楽長の「国歌を作るべきだ」という助言によって
大山巌がこの和歌を選んだと言われています。
これに曲がつけられて、一八八〇年(明治13年)、明治天皇の誕生日である
11月3日の宮中の宴で初めて天皇の前で歌われました。
岡真樹子氏 著書より 引用
1869年(明治2年)、大山巌が、天皇が臨席する儀式用の歌として『君が代』を選んだ。
世界の国歌と比べてみても、『君が代』は素晴らしい!『君が代』を堂々と歌おう!
その後、1880年(明治13年)、宮中の雅楽の楽人がメロディーをつけ、
ドイツ人が編曲し、天長節に初めて演奏され、
1893年(明治26年)8月12日、文部省が『君が代』等を収めた
「祝日大祭日歌詞竝樂譜」を官報に告示。
小学校の儀式用唱歌とされた。