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「人生をかけた創造かすめとった」中国で草間彌生さんの“贋作”展 

中国で草間彌生さんらの“贋作”展 「人生をかけた創造をかすめとった」 

 

 

世界的な美術家の草間彌生(やよい)さん(89)=第18回高松宮殿下記念世界文化賞受賞者=と村上隆さん(56)の名をかたった偽の展覧会が中国各地で開かれ、贋作が展示されていたことが分かった。草間さんは2日、「私の人生をかけた創造をかすめとり、誤った形で皆さんの目に触れている状況は、本当に残念でなりません」とのコメントを発表した。

草間彌生記念芸術財団によると、偽の展覧会は遅くとも今年9月以降、上海や長沙などで開催。作家側に無断で行われたもので、財団の強い抗議を受け既に中止された。しかし他の都市でも過去に開催、あるいは開催中の可能性があり、事実関係を調査中という。

 草間さんのコメント全文は次の通り。

私の作品の偽物が中国各地で展示され、多くの人々が私の作品の展覧会だと思って訪れていると聞き、大変驚いています。

私の人生をかけた創造をかすめとり、誤った形で皆さんの目に触れている状況は、本当に残念でなりません。

中国のみなさん、そして全世界のみなさん、このような偽物の展覧会はすぐに中止してください。

そして、私の芸術の真の姿を直接に皆さんの目で見てください。

こうした問題を乗り越えて、皆で偉大なる世界をつくっていくことこそが、絶大なる私の希望であります。それを心より願っております。 草間彌生

更に進化した中国のパクリ文化 /中国で草間彌生さんの“贋作”展

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

草間彌生さんとは?

草間 彌生
くさま やよい
Yayoi Kusama cropped 1 Yayoi Kusama 201611.jpg

文化勲章受章に際して
公表された肖像写真
生誕 1929年3月22日(89歳)
長野県松本市
国籍 日本の旗 日本
教育 京都市立美術工芸学校卒業
(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校
著名な実績 彫刻家画家
受賞
公式サイト 公式サイト
この人に影響を
与えた芸術家

 

来歴[編集]

作品を制作する草間

「シャングリラの華」(霧島アートの森

草間の作品を常設展示しているフォーエバー現代美術館(京都市)

松本駅近くで種苗業を営む裕福な家に生まれ、幼いころから草花やスケッチに親しむ。その一方、少女時代より統合失調症(医学博士西丸四方が診断)を病み、繰り返し襲う幻覚幻聴から逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始める。草間は現在に至るまで水玉(ドット)をモチーフに制作する事が多いが(ドット・ペインティング)、これは耳なし芳一が幽霊から身を守るために全身を経で埋め尽くした様に、彼女が恐怖する幻覚や幻聴から身を守るために、作品全体を水玉(ドット)で埋め尽くす儀式でもある、とされる。

1945年(昭和20年)、大戦下に疎開してきた画家らが立ち上げた「第一回全信州美術展覧会」で並み居る顔ぶれの中16歳で入選。松本高等女学校(現:長野県松本蟻ヶ崎高等学校)を卒業後、京都市立美術工芸学校(現:京都市立銅駝美術工芸高等学校)の4年生最終課程に編入して日本画を学び、翌年卒業。後に役立つ絵画技法を身につけるが、旧弊な日本画壇に失望。松本の実家へ戻り、寝食も忘れ毎日数十枚以上を描き、没頭する。

1952年(昭和27年)、地元の松本市公民館(旧:松本市公会堂)で2度の個展を開く。1度目の折、精神科の西丸四方[3]が立ち寄り感銘し絵を購入。関東精神神経医学学会で紹介するほか、知人でゴッホ研究で有名な精神科医・式場隆三郎が、東京日本橋白木屋百貨店などでのつてを紹介される縁を得る。2度目の個展では師と仰ぐ松澤宥に賛助出品してもらい、パンフレットに松澤宥と懇意だった当時著名な美術評論家瀧口修造らの寄稿文も掲載される。西丸博士と瀧口は、その後生涯にわたるよき理解者となった。

1954年(昭和29年)から翌年にかけ、東京で4度の個展。白木屋百貨店ほか、瀧口の関るタケミヤ画廊でも個展。瀧口がニューヨークの第18回国際水彩画ビエンナーレへ彼女を紹介し、渡米の糸口を作る。この時期、素描のほかにコラージュなども量産している。

1957年(昭和32年)に渡米する。活動の中心をニューヨークに置き、ドナルド・ジャッドジョゼフ・コーネルらと親しくなる。絵画のみならず男根状のオブジェを既製品にはりつけた立体作品やインスタレーションを始め、ハプニングと称される過激なパフォーマンスも実行、1966年にはヴェネツィア・ビエンナーレにもゲリラ参加し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。平和・反戦運動にも携わる。1968年(昭和43年)、自作自演の映画『草間の自己消滅』が第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭で銀賞受賞。また、第2回メリーランド映画祭でも受賞。

1973年(昭和48年)、親友でパートナーのジョゼフ・コーネルが死去した。草間は体調を崩し日本へ帰国、入院した。1978年(昭和53年)、処女小説『マンハッタン自殺未遂常習犯』を発表、1983年(昭和58年)、小説『クリストファー男娼窟』で第10回野性時代新人文学賞を受賞するなど小説家としての活動も行っている。小説もその芸術創作と主題がリンクしており、少女時代の幻視体験をモチーフにしたものもある。

草間の活動が再び活発になったのは1990年代初頭である。1993年平成5年)、ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加。世界的に再評価熱が高まった。2009年には正方形の絵画群である「わが永遠の魂」シリーズの作成を始める。同年にauiidaブランドの端末をプロデュース、2012年にはルイ・ヴィトンとの共同コレクション(マーク・ジェイコブスによるディレクション)を発表するなど[4]、商業分野での活動も盛んに行なっている。

YAYOI KUSAMA MUSEUM 草間彌生美術館(2018年)

「草間彌生美術館」(東京都新宿区)が2017年10月1日に開設されることが、草間彌生記念芸術財団から同年8月10日に発表された。館長には建畠哲が就任する[5]

現在の取扱代理画廊は、1980年代よりオオタファインアーツ、2007年よりVictoria Miro Gallery、2013年よりDavid Zwirnerである。

年譜[編集]

主な展覧会[編集]

主な作品[編集]

平面作品[編集]

    立体作品[編集]

    • 『集合-1000艘のボート・ショー』(1963年)
    • 『南瓜』(1994年)-直島に設置されている。

    出版物[編集]

    作品集[編集]

    小説[編集]

    • 『マンハッタン自殺未遂常習犯』工作舎、1978  角川文庫、1984年。
    • 『クリストファー男娼窟』角川書店、1984年 而立書房、1989年 角川文庫、 第10回野性時代新人文学賞
    • 『聖マルクス教会炎上』パルコ出版、1985年
    • 『天と地の間』而立書房、1988年
    • 『ウッドストック陰茎切り(ファロスカッター)』ペヨトル工房、1988年
    • 『痛みのシャンデリア』ペヨトル工房、1989年
    • 『ケープ・ゴッドの天使たち』而立書房、1990年
    • 『心中櫻ヶ塚』而立書房、1989年
    • 『セントラルパークのジギタリス』而立書房、1991年
    • 『沼に迷いて』而立書房、1992年
    • 『ニューヨーク物語』而立書房、1993年
    • 『蟻の精神病院』而立書房、1994年
    • 『すみれ強迫』作品社、1998年
    • 『ニューヨーク’69』作品社、1999年

    詩集[編集]

    • 『かくなる憂い』 而立書房、1989年。

    ノンフィクション[編集]

    • 『無限の網−インフィニティ ネッツ』 作品社、2002年。 - 自伝

    特集[編集]

    • 『ユリイカ 詩と批評 特集・草間彌生 わが永遠の魂』2017年3月号、青土社

    映画[編集]

    テレビ出演[編集]

    その他の活動[編集]

    • 2005年、「スヌーピーライフデザイン展 Happiness is the 55thAnniversary」に参加。
    • 2008年、ランコムとのコラボレーションで、水玉・ポーチを作成。
    • 2009年、KDDI携帯電話等の移動体通信事業を含む総合ITサービスブランド「au」の新ブランド「iida」とのコラボレーションで草間本人プロデュース、およびデザインした携帯電話 「iida Art Editions YAYOI KUSAMA」シリーズ3種(内訳は「ドッツ・オブセッション、 水玉で幸福いっぱい(TSX01)」「宇宙へ行くときのハンドバッグ(TSX02)」「私の犬のリンリン(TSX03)」。3機種ともベース機はT001)を作成。いずれも同年7月30日に完全限定モデルとして販売。
    • 2013年 テイトウワのアルバム「:en:Lucky」のジャケットデザイン、及び同アルバムの曲「RADIO」のPV出演[8]
    • 2015年、アルピコ交通の高速バスに、「草間号 幻の華」ラッピングバスが登場。主に中央高速バスの新宿~松本線で使用されている。

    脚注[編集]

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    関連項目[編集]

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