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杉田祐一
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基本情報 | ||||||||||||||||
ラテン文字名 | Yuichi Sugita | |||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||
出身地 | 同・宮城県仙台市 | |||||||||||||||
生年月日 | 1988年9月18日(28歳) | |||||||||||||||
身長 | 173cm | |||||||||||||||
体重 | 66kg | |||||||||||||||
利き手 | 右 | |||||||||||||||
バックハンド | 両手打ち | |||||||||||||||
ツアー経歴 | ||||||||||||||||
デビュー年 | 2006年 | |||||||||||||||
ツアー通算 | 1勝 | |||||||||||||||
シングルス | 1勝 | |||||||||||||||
ダブルス | 0勝 | |||||||||||||||
4大大会最高成績・シングルス | ||||||||||||||||
全豪 | 1回戦(2016) | |||||||||||||||
全仏 | 1回戦(2017) | |||||||||||||||
全英 | 1回戦(2014・15) | |||||||||||||||
キャリア自己最高ランキング | ||||||||||||||||
シングルス | 45位(2017年7月3日) | |||||||||||||||
ダブルス | 363位(2014年8月25日) | |||||||||||||||
獲得メダル | ||||||||||||||||
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2017年7月2日現在 |
経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
7歳からテニスを始め、ジュニア時代は吉田記念テニス研修センター等で学ぶ。湘南工大附高に進学し、2005年のインターハイシングルス優勝。
2006年全豪オープンジュニア男子シングルスに出場。
同年10月1日、三菱電機とプロ契約[1]。直後に開催された世界スーパージュニアテニス選手権大会で日本人として94年大会の鈴木貴男以来12年振りとなる男子シングルス優勝を決める。また、高校生初のテニス日本リーグ出場も果たした。
2007年~2009年[編集]
2007年度トップアスリート入学試験(第一期)にて早稲田大学に進学(同期に福原愛、斎藤佑樹ら)。同年デビスカップ日本代表にも選ばれ、当時最年少勝利を飾る。
大学入学後一時スランプに陥り、ATPランキングも1000番台まで落ち込むなど伸び悩む時期もあったが、2008年6月に日本で行われたツアー下部のフューチャーズ大会で予選から勝ち上がり優勝すると、そこからフューチャーズ大会4連続優勝を果たし、年初に1007位タイだったシングルスランクを年末には341位まで大幅にランクアップさせた。
2009年も引き続きランキングを伸ばしており、5月にはシングルスランクも200位台に上昇、8月にはシティ・オープン予選を勝ち上がり、初めて自力でのATPツアー本戦出場を果たしたが、1回戦でソムデブ・デバルマンに0-6, 6-7(6)のスコアで敗れた。全日本テニス選手権では初の決勝進出を果たしたが、連覇を狙う添田豪に敗れ準優勝。
2010年[編集]
3月の島津全日本室内テニス選手権大会において、決勝でマシュー・エブデンを4-6, 6-4, 6-1のフルセットで破りATPチャレンジャーツアー初優勝。10月の全日本テニス選手権男子シングルスでは、決勝で鈴木貴男を6-1, 6-3のストレートで下し大会初優勝を果たした[2]。
2011年[編集]
1月のチェンナイ・オープンでは予選を勝ち上がって1回戦でダスティン・ブラウンを6-4, 2-6, 6-2で破りATPワールドツアーでのシングルス初勝利を挙げた。
9月に行われたデビスカップのワールドグループ・プレーオフ対インド戦では、初日にシングルスで起用されると、相手国エースのソムデブ・デバルマンを6-3, 6-4, 7-5のストレートで下し、錦織圭、添田豪の勝利を合わせインドに4-1で勝利し27年ぶりのワールドグループ復帰に貢献した[3]。
2012年[編集]
1月、チェンナイ・オープンの予選を突破し本戦出場すると、1回戦では第8シードのオリビエ・ロクスを6-3, 6-4、2回戦では盧彦勳を7-6(5), 6-4で破り自身初のATPワールドツアーベスト8進出を果たす[4]。準々決勝では第2シードのニコラス・アルマグロに6-4, 6-7(8), 4-6のフルセットで惜しくも敗れた。
全日本テニス選手権では伊藤竜馬を6-4, 6-3のストレートで下し2年ぶり2度目の優勝を飾った[5]。
2013年[編集]
2月、デビスカップのアジア・オセアニアゾーングループ1回戦インドネシア戦において、シングルスで出場。相手エース格のクリストファー・ルンカットを6-1, 6-3と寄せ付けず勝利をおさめた。7月のアメリカ・ニューポートで行われたテニス殿堂選手権では2回戦に進出。9月の上海チャレンジャーでは、決勝で守屋宏紀を6-3, 6-3のストレートで下しチャレンジャーツアー2勝目をあげた。
2014年[編集]
6月のウィンブルドン選手権にて、グランドスラム18回目の予選出場にして初めて予選を突破し本選出場を果たした[6]。一回戦で第19シードのフェリシアーノ・ロペスに6-7(6), 6-7(6), 6-7(7)のストレートで敗れた。10月にはインドのプネーチャレンジャーで優勝しチャレンジャーツアー3勝目をあげた。
2015年[編集]
6月、ウィンブルドン選手権の予選を突破し2年連続で本戦出場したが、1回戦でブラジュ・カウチッチに6-7, 3-6, 6-7で敗れた。その後、7月のテニス殿堂選手権、コロンビア・オープンではともに2回戦に進出した。
9月にタイのバンコクチャレンジャー、11月に同じくタイのホアヒンチャレンジャーで優勝し、チャレンジャーツアーにおいて自身初の1シーズンでの複数タイトルを手にした。
2016年 トップ100入り[編集]
全豪オープンでは予選決勝でデニス・ノビコフに6-4, 4-6, 6-3で勝利し、全豪オープン初出場を果たす。本戦1回戦では第23シードのガエル・モンフィスと対戦し、1-6, 3-6, 2-6で敗れた。2月の京都チャレンジャーでは第1シードで出場すると、決勝で中国の張択に勝利しチャレンジャーツアー6勝目を挙げる。翌週2月29日付の世界ランキングで99位に浮上し、トップ100入りを果たした[7]。
6月のゲリー・ウェバー・オープンでは、予選決勝で伊藤竜馬をストレートで下し予選突破すると、1回戦で世界ランキング63位のテイラー・フリッツに降雨によるサスペンデッドを挟みながら7-6(4), 2-6, 6-3のフルセットで勝利し、500シリーズでの初勝利を挙げる。2回戦で前年準優勝者のアンドレアス・セッピに3-6, 0-6で敗れた。ウィンブルドンの予選では1回戦では世界ランク708位のマーカス・ウィリスに敗れ、3年連続本戦出場はならず。
7月、ロジャーズ・カップにおいてマスターズ1000の本戦初出場を果たすが、1回戦でグリゴール・ディミトロフに7-5, 6-7(5), 4-6のフルセットで惜敗した。リオ五輪では、基準となる6月6日時点の世界ランキングは106位で当初出場権が無かったものの、上位者の欠場が相次いだためITF推薦枠で五輪初出場を果たした[8]。シングルス1回戦でアメリカのブライアン・ベイカーに5-7, 7-5, 6-4で勝利し、2回戦で第15シードのジル・シモンに6-7(3), 2-6で敗れた。翌週のシンシナティ・マスターズでは1回戦で世界ランク27位の若手のアレクサンダー・ズベレフに6-7(4), 6-4, 6-2で勝利し、マスターズ1000初勝利を上げる。2回戦でニコラ・マユに6-3, 7-5で勝利し、日本人史上4人目のマスターズで2勝挙げた選手となった。3回戦では世界ランク6位のミロシュ・ラオニッチに1-6, 6-3, 3-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の83位になった。
全米オープンでは予選2回戦でアレッサンドロ・ジャネッシに3-6, 6-3, 5-7で敗れた。9月のデビスカップワールドグループ・プレーオフのウクライナ戦でデビスカップ日本代表に2年半ぶりに招聘される。第3試合のダブルスに錦織圭と組んで出場。スミルノフ/スタホフスキー組に6-3, 6-0, 6-3で勝利し、日本のワールドグループ残留を決めた。
2017年 ツアー初優勝[編集]
3月、第1シードとして出場した慶應チャレンジャー国際テニストーナメントの決勝でクォン・スヌに勝利し、チャレンジャー7勝目を挙げた。深センのチャレンジャー大会でも決勝まで進み、ブラズ・カブチッチに勝利してチャレンジャー通算8勝目を挙げると共にトップ100に復帰。4月のバルセロナ・オープンでは予選決勝で敗退するも、第2シードで出場予定だった錦織が欠場して空いた枠にラッキールーザーで本戦出場。1回戦で元世界ランキング5位のトミー・ロブレドに6-4, 6-3で勝利すると、2回戦で第9シードのリシャール・ガスケに4-6, 6-3, 7-6(3)で逆転勝利、3回戦で第7シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに6-3, 6-3で勝利とシード選手を続けて撃破し、ATP500の大会で初のベスト8進出を果たす[9]。準々決勝で第4シードのドミニク・ティエムに1-6, 2-6で敗れた。大会後のランキングで自己最高の73位を記録。全仏オープンでは1回戦で第25シードのスティーブ・ジョンソンに日没順延を挟んで2日がかりでフルセットに持ち込むも、3-6, 3-6, 7-6(4), 7-6(3), 3-6で敗れた。翌週のイギリスのチャレンジャー大会で優勝しチャレンジャー通算9勝目を挙げ、大会後のランキングで自己最高位を64位に更新。6月下旬から7月初めの本年度から新設されたウィンブルドン選手権の前哨戦、アンタルヤ・オープンに出場。2回戦で第4シード、元世界ランキング3位のダビド・フェレール、準決勝で元世界ランキング8位のマルコス・バグダティスに勝利し、自身初のATPツアー決勝進出。決勝で同じくツアー初優勝を狙うアドリアン・マナリノに6-1, 7-6(4)で勝利してツアー初優勝を果たし、同大会の初代王者に輝いた[10]。また、この優勝はグラスコートによるツアー大会での日本人初優勝となった。さらに史上初の、同一シーズンにおける芝コート大会のチャレンジャー優勝及びツアー優勝の達成者となった[11]。
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 1回 (1勝0敗)[編集]
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2017年7月1日 | アンタルヤ | 芝 | アドリアン・マナリノ | 6–1, 7–6(4) |
タイトル[編集]
フューチャーズ(12) |
チャレンジャー(9) |
シングルス[編集]
No. | 年月日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | 試合結果 |
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1. | 2006年9月11日 | 大阪F9フューチャーズ | 芝 | Hsin-Han Lee | 6-2, 6-3、 |
2. | 2008年6月27日 | 昭和F6フューチャーズ | 芝 | 岩見亮 | 6-3, 4-6, 6-3 |
3. | 2008年7月3日 | 有明F7フューチャーズ | ハード | 岩見亮 | 3-6, 6-0, 7-5 |
4. | 2008年8月16日 | インドネシアF1フューチャーズ | ハード | KIM, Young-Jun | 6-1, 6-0 |
5. | 2008年8月23日 | インドネシアF2フューチャーズ | ハード | バーナード・トミック | 6-3, 6-7, 6-3 |
6. | 2008年10月25日 | 東京F11フューチャーズ | クレー | Kamil Capkovic | 6-4, 6-3 |
7. | 2009年7月5日 | 札幌F7フューチャーズ | クレー | 井藤 祐一 | 6-3, 7-5 |
8. | 2009年10月25日 | 日大F9フューチャーズ | クレー | Kamil Capkovic | 6-4, 7-3 |
1. | 2010年3月14日 | 京都チャレンジャー | カーペット | マシュー・エブデン | 4-6, 6-4, 6-1 |
9. | 2010年11月14日 | タイF4フューチャーズ | ハード | 小ノ澤新 | 6-4, 6-2 |
10. | 2010年11月22日 | タイF5フューチャーズ | ハード | ロコ・カラヌシッチ | 6-4, 6-1 |
11. | 2012年7月9日 | インドネシアF2フューチャーズ | ハード | Ti CHEN | 6-2, 7-5 |
12. | 2012年10月14日 | 柏F8フューチャーズ | ハード | Yong-Kyu LIM | 7-6, 6-2 |
2. | 2013年9月8日 | 上海チャレンジャー | ハード | 守屋宏紀 | 6-3, 6-3 |
3. | 2014年6月25日 | プネーチャレンジャー | ハード | アドリアン・メネンデス=マセイラス | 6-7(1), 6-4, 6-4 |
4. | 2015年9月6日 | バンコクチャレンジャー | ハード | マルコ・トルンヘジーティ | 6-4, 6-2 |
5. | 2015年11月8日 | ホアヒンチャレンジャー | ハード | ステファン・ロベール | 6-2, 1-6, 6-3 |
6. | 2016年2月28日 | 京都チャレンジャー | カーペット | 張擇 | 5-7, 6-3, 6-4 |
7. | 2017年3月5日 | 慶應チャレンジャー | ハード | クォン・スヌ | 6–4, 2–6, 7–6(2) |
8. | 2017年3月19日 | 深センチャレンジャー | ハード | ブラズ・カブチッチ | 7-6(6), 6-4 |
9. | 2017年6月11日 | サービトンチャレンジャー | 芝 | ジョーダン・トンプソン | 7–6(7), 7–6(8) |
4大大会シングルス成績[編集]
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | WG | Z# | PO | SF-B | S | G | NMS | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.
大会 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | 1R | LQ | 0–1 |
全仏オープン | A | LQ | A | LQ | A | LQ | LQ | A | 1R | 0–1 |
ウィンブルドン | A | LQ | LQ | LQ | LQ | 1R | 1R | LQ | 0–2 | |
全米オープン | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | LQ | 0–0 |
デビスカップ[編集]
年 | ステージ | オーダー | 対戦国 | 対戦相手 | スコア |
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2011年 | ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | インド | ソムデブ・デバルマン | 6-3, 6-4, 7-5 |
ダブルス(伊藤竜馬) | マヘシュ・ブパシ ロハン・ボパンナ |
5-7, 6-3, 3-6, 6-7(4) | |||
2012年 | ワールドグループ・1回戦 | ダブルス(伊藤竜馬) | クロアチア | イワン・ドディグ イボ・カルロビッチ |
4-6, 4-6, 6-3, 3-6 |
2013年 | アジア・オセアニア・グループ1・2回戦 | シングルス4 | インドネシア | クリストファー・ルンカット | 6-1, 6-3 |
2016年 | ワールドグループ・プレーオフ | ダブルス(錦織圭) | ウクライナ | セルジー・スタホフスキー アルテム・スミルノフ |
6-3, 6-0, 6-3 |
2017年 | ワールドグループ・1回戦 | ダブルス(内山靖崇) | フランス | ピエール=ユーグ・エルベール ニコラ・マユ |
3-6, 4-6, 4-6 |