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10.29 木原前副長官妻の元夫死亡 再捜査へ…元刑事が激白 18年の再捜査打ち切り疑問

木原誠二前官房副長官の妻の元夫の死亡を巡り、遺族が提出した告訴状を25日、警視庁が受理しました。

 死亡した安田種雄さん(当時28歳)の父親:「ほっとしましたね、それだけです。いよいよ、僕たちが望んでいた捜査が始まるんじゃないかなという期待が大きい」

 2006年に東京・文京区の住宅で、男性が死亡した事案。男性の当時の妻はその後、木原前官房副長官と再婚しています。

 これまでの捜査で、事案の全容は明らかになっておらず、遺族は自殺ではなく、殺人事件として捜査することを求めていました。

 この事案から12年後、2018年に再捜査に加わり、木原前官房長官の妻の取調官を担当した元刑事が、番組の単独取材に応じました。

 元警視庁捜査1課 佐藤誠氏(64):「喜んで涙流してる姿見てね、後悔は感じないですね。ああいう姿を見ると、良かったなと感じました。(再捜査した)2018年、もっと自分も頑張れば解決できたなと思うし。途中で終わっちゃったからね。まだ容疑者とか聞かなきゃいけない人間はいっぱいいたんですよ」

 佐藤氏は、2018年の再捜査が打ち切りになったことに疑問を持ち、会見などで事件性があることを訴えてきました。

 佐藤氏:「このまま終わったらね、泣くに泣けないじゃないですか。人が1人亡くなっているというのは、重いですよね。家族にとっては一生もんだし、他の現役の刑事が言えないのであれば、(自分が)言うしか選択がなかった」

 一方で、警察庁長官は7月の会見で、事件性がないとの見解を示しています。

 警察庁 露木康浩長官(60):「この事案は警視庁において捜査等の結果、証拠上事件性が認められない旨を明らかにしておりますので。人権上の理由から事案の詳細について、お答えをすることは差し控えたい」

 また、木原前官房副長官が「捜査に圧力をかけていた」という週刊誌報道について、本人は否定しています。

 松野博一官房長官(61):「木原副長官(当時)からは一連の報道に関し、『私が捜査に圧力を加えたとのご指摘は事実無根です』と報告を受けました」

 警視庁が告訴状を受理した経緯は明らかになっていませんが、今後改めて事件性の有無などを捜査する方針です。

(「グッド!モーニング」2023年10月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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