都心から車で2時間半。山梨県南部に位置する山あいの町の寺院で撮られた1枚の集合写真。総勢31人が肩を並べるなか、中央付近に写っているのは浜田靖一防衛大臣(67)である。問題は、その周りに居並ぶ眼光鋭い男たちの素性だ。

 この写真が撮られたのは、今年3月25日のことだった。

「この日の主役は、首都圏で建設業を営む本村雄会長(仮名・58)でした。本村会長は、政治家や官僚とのパイプを多く持ち、芸能界や角界との関係も深い知る人ぞ知る人物。その本村会長が出家することとなり、旧知の仲間達がお祝いのため山梨県の寺院に集合したのです」(出席者の1人)

防衛大臣は2度目

 そのうちの1人が公務の合間を縫って駆けつけた浜田大臣だったのだ。

 政治部記者の解説。

「浜田さんは、国会の暴れん坊として知られた“ハマコー”こと浜田幸一元衆議院議員(故人)を父に持つ二世議員。1993年に初当選して以降、防衛政務次官や防衛庁副長官、自民党国防部会長などを歴任しており、今や当選10回を重ねる国防族の重鎮です」

 この浜田大臣と本村会長は20年来の付き合いで、