スポンサーリンク

データはありません

2023年7月14日号:ニュースに一言「百田尚樹のテレビでは伝えられない話」

2023年7月14日号:ニュースに一言

●香川県議会で11月10~19日の10日間にわたり香川県会議員8人が参加して行われる海外視察旅行が、議長を除く40人の議員のうち37人の賛成多数により可決されたというニュースがありました。

この視察旅行は市民団体から見直しや中止を求める陳情が提出されていたこともありその可否が注目されていましたが、やはり“議員”の行く“議員”のための海外旅行を“議員”が決めるのですから当然のようにすんなりと可決されました。この旅行は香川県知事とともに3カ国を訪問するもので、最初のパラグアイでは県人会創立50周年、次のブラジルでは県人移住110周年の記念式典にそれぞれ参加し、経由地のロサンゼルスでも県人会と懇談する予定となっています。さらに高松市の栗林公園と姉妹庭園提携を結んでいるロスのハンティントン財団庭園では県内から移築された古民家の披露式典に出席するとしており、それなりに“香川”と関りがある行程となっています。
そんな旅行に市民団体が待ったをかけた理由はそのあまりにも高額な費用のためです。なんと8人で総額2106万円、1人当たり263万円にもなるというのです。当然その費用はすべて税金で賄われます。なぜそこまで高額になるのかというと往復の飛行機はビジネスクラスを利用しその費用だけで187万円、さらに全6泊のうち2泊は1泊6万6千円のホテルの「エグゼクティブルーム」に泊まるというのですから見事なまでの大名旅行です。
ビジネスクラスに座ったからといって半分の時間で到着するわけではありません。エコノミーであろうとちゃんと目的地には到着します。エグゼクティブルームで寝たからといって朝までぐっすり眠れるとは限りません。ビールを飲み過ぎるとエグゼクティブルームであろうとネットカフェであろうと夜中にオシッコで目覚めるのは同じです。それなのにそれらを選ぶのは「どうせ俺らの金やないし節約する必要はない、せっかくだから贅沢しようや」という考えにほかなりません。
県民に“選ばれた”者だからこそ県のお金の無駄遣いを控えねばならないのに、県民に“選ばれた”者だから県のお金を自由にしてもかまわないと考えていたとしたらとんだ思い上がりです。それでなくても香川県では過去の海外視察をめぐり「実質的には観光だった」として旅費の一部返還を求める判決が昨年確定したばかりです。それなのに彼らはそこからなにも学習していません。そんなアホが行く視察旅行なんて何の収穫も期待できず、これ以上の税金の無駄遣いはありません。
続きは、百田尚樹氏の有料チャンネルで
スポンサーリンク




ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

2,402人の購読者に加わりましょう

この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事