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2023年6月2日号:ニュースに一言「百田尚樹のテレビでは伝えられない話」

2023年6月2日号:ニュースに一言

2023-06-02 07:001

●アメリカの空港で客の女性が荷物の重量計にのせられたというニュースがありました。

飛行機を利用する際、機内の貨物室に預ける荷物は必ずカウンターでその重量をチェックされます。それは荷物を飛行機の前後左右にバランスよく配置し安全に運航するためです。バランスが必要なのは客室の搭乗客も同じです。現代ではインターネットで座席予約することがほとんどですが、もし右側席ばかりに予約が集中した場合、航空会社は空席であっても残りの右側席を予約不可として左側を優先的に埋めるようにします。それほど飛行機にとってバランスは重要なのです。
今回の女性はチェックインする際、係員から体重を尋ねられ「130ポンド(約59キロ)」と答えました。この記事には秤にのる女性の姿が添付されていますが、そこには100キロは優に超えているであろうと思われる大柄な女性がいました。
100人以上が乗る大きな飛行機なら人間1人の重さなんてたいして問題にはなりませんが、残念ながら彼女の搭乗機は小型機でしたからその影響は大です。係員は女性が大柄だからといって搭乗を拒否したのではありません。ただ、安全に座る位置を決めるために正確な体重を知りたかっただけです。どう見ても130ポンドに見えない女性に対し係員は「本当の体重を教えてください」と再三お願いしましたが、女性は「130ポンドよ」と頑としてゆずりません。そこで仕方なく「それでは、この重量計に乗ってください」となったのですが、そんな女性の姿を周囲の人たちは、気を遣って見ないようにしていたといいます。
一連の様子を撮影した動画を見た人たちからは「これは屈辱的すぎる」、「プラスサイズの乗客に対する差別」など航空会社の対応を批判する声があったようですが、航空会社にとっての最優先事項は安全運航ですから、一切の責任がない“外野”の言う差別なんて気にすることはありません。妙に“人権意識”を尊重するあまり130ポンド(ウソにきまっている)を鵜呑みにしてバランスの崩れた飛行機に乗せられる同乗者は堪ったものではありません。
それにしても、命よりも自身の本当の体重を秘密にすることを優先する“女ごころ”の重さには恐れ入ります。
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