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〝醜聞続報〟に警戒か 翔太郎秘書官クビ 岸田首相の「衆院解散シナリオ」に狂い
岩田明子 さくらリポート

〝醜聞続報〟に警戒か 翔太郎秘書官クビ 岸田首相の「衆院解散シナリオ」に狂い 岩田明子氏が「セキュリティー問題」に迫る 

 

内閣支持率は急落

岸田文雄首相が後手に回っている。「公邸忘年会」問題が批判を浴びた長男の翔太郎秘書官を「厳重注意」としていたが、週明けの29日になって「6月1日付で辞職」と事実上更迭としたのだ。広島でのG7(先進7カ国)首脳会議の成功を受けて上昇していた内閣支持率が、週刊文春の報道(25日)後、急落した世論調査もあり、「サミット効果」は消失しつつある。翔太郎氏に関する「続報」を警戒したという見方もある。次期衆院選の候補者擁立をめぐる、自民党と公明党の対立も続いている。ジャーナリストの岩田明子氏が「セキュリティーの問題」などに迫った。

永田町では「岸田首相の『衆院解散シナリオ』に、狂いが生じ始めた」と、騒がしくなってきた。

週刊文春が先週、岸田首相の長男で、政務秘書官である翔太郎氏や親族らが昨年末、首相公邸で開いた忘年会で大ハシャギしていたことを写真付きで報じた。翔太郎氏らは、かつて組閣時の集合写真が撮影された「西階段」や、首相会見で使用される演台などでも、ふざけたような記念撮影を行っていた。与野党から批判の声があがっている。

今回の問題は、セキュリティーと、為政者の矜持(きょうじ)という2点において、由々しき事態といえる。

つまり翔太郎氏はこのような大きな責任と権限を持つにもかかわらず、首相の公務や政務などと無関係な人たちを2つのゾーンに招き入れたことになる。

さらに、プライベートゾーンの写真を撮影し、それが流出したことは、有事における首相の居場所や退避スペースといった情報のヒントを、テロリストに与えかねない危険をはらんでいるのだ。

今回の事案を受けて自民党幹部は、「岸田首相の『身内への甘さ』が目立つ」と語った。

翔太郎氏については、岸田首相の欧米歴訪に同行した際にも、公用車での観光や土産物を購入した疑惑が報じられた。相次ぐ問題発覚を受け、野党が更迭要求をしたところ、岸田首相は当初、「長男に厳重注意した」と拒んでいたが、翔太郎氏は6月1日付で辞任することになった。

物価高や増税路線などで国民の負担が重くなるなか、岸田首相の「甘い対応」は国民の怒りに火を付ける恐れがあった。与党関係者は「息子を辞任させてでも、解散時期の選択肢を狭めたくなかったのではないか」と推測する。

これに加えて、衆院小選挙区の「10増10減」で新設される東京28区をめぐる、自民党と公明党の候補者調整の対立もある。公明党が「東京での自民党候補の推薦拒否」という強硬策を打ち出したのだ。

首相公邸は、居住スペースの「プライベートゾーン」と、海外要人らを迎える「オフィシャルゾーン」に分かれている。2つのゾーンの行き来においては、セキュリティーの解除が必要になるが、それを許可する権限は、首相と政務秘書官、警察出身の秘書官の3人に限定されているという。またオフィシャルゾーンの通行証を持っているのは、首相と首相のSP、そして事務を含めた首相秘書官のみだ。

岸田首相は、広島でのG7首脳会議を成功させ、内閣支持率は上昇し、日経平均株価は3万円台を回復した。今国会会期末(6月21日)も含めた「早期解散」の観測が強まっていたなかで、その勢いに水を差すニュースといえる。

現時点で、公明党は「東京に限定した話で、連立に影響を及ぼすつもりはない」(石井啓一幹事長)と語っているが、岸田政権になって両党間の関係がギクシャクしているのは間違いない。

公明党は衆院の1選挙区あたり約1万~2万票を持つとされる。全国の小選挙区(289)で、これまで通りに、公明党の支援が得られるかが不透明になれば、自民党内から早期解散に抵抗する声が上がることが予想される。

岸田首相が今後、どう解散戦略を練り直すのか注目される。

■岩田明子(いわた・あきこ) ジャーナリスト・千葉大学客員教授、中京大学客員教授。千葉県出身。東大法学部を卒業後、1996年にNHKに入局。岡山放送局で事件担当。2000年から報道局政治部記者を経て解説主幹。永田町や霞が関、国際会議、首脳会談を20年以上取材。昨年7月にNHKを早期退職し、テレビやラジオでニュース解説などを担当する。外交、安倍晋三元首相に関する月刊誌などへの寄稿も多数。

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