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昭恵さん、7月に訪台へ 安倍元首相の思い継承 弔意に感謝、銅像設置の廟など訪問 

昭恵さん、7月に訪台へ 安倍元首相の思い継承 弔意に感謝、銅像設置の廟など訪問 有本香氏「日台の深い絆、私人としてお礼のため」

安倍晋三元首相の妻、昭恵さんが、安倍氏の1周忌(7月8日)後に、台湾訪問を予定していると、台湾・中央通信社が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」が9日、報じた。7月1日から南部・台南で開催される「安倍晋三写真展」を訪れる。安倍氏は、中国が台湾に軍事的圧力を強めるなか、「台湾有事は日本有事」と訴え、台湾訪問を計画していた。台湾では安倍氏を悼む声が相次いでおり、昭恵さんは弔意への感謝を伝えるとみられる。

フォーカス台湾によると、昭恵さんは8日、台湾メディアの取材に応じ、7月17日から3日間、台湾を訪れる意向を明らかにしたという。同写真展は、月刊「正論」主催で、東京や大阪、山口県・下関などで開かれてきた。

昭恵さんは8日、東京都内で行われた台湾フィルハーモニック(国家交響楽団)の公演に訪れた。鑑賞後、駐日大使にあたる台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表と、李登輝元総統の次女で、李登輝基金会董事長(会長)の李安妮氏に、『安倍晋三回顧録』(中央公論新社)を手渡したという。

安倍氏と台湾の縁は深い。安倍氏は生前、台湾の民主主義発展に多大な貢献をした李登輝氏に敬意を示していた。中国が、台湾や沖縄・尖閣諸島に軍事的圧力を高めていることに警鐘を鳴らし、日台連携の重要性を訴えていた。

前出の謝代表は、安倍氏が凶弾に倒れた昨年7月8日、自身のSNSで哀悼の意を示すとともに、前週に表敬訪問して訪台を招請したところ、安倍氏が快諾していたことを明らかにしていた。

今回の、昭恵さんの訪台報道をどう見るか。

ジャーナリストの有本香氏は「安倍氏は生前、価値観を共有する台湾を重視し、関係を深めてきた。死去直後、ナンバー2の頼清徳副総統が弔問のために訪日するなど、日台の深い絆が育まれていた。今も安倍氏を偲び、悲しむ台湾の人は多い。昭恵さんもその気持ちに感謝で応えたいのではないか」と語った。

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