事務員が留守電に残されたメッセージを聞くと…
「私の事務所に和歌山県警の西警察署から連絡があったのは4月15日の土曜日、逮捕後のこと。ただ、私は土・日は事務所に出ておらず事務所自体も閉めているので、留守電に気が付いたのは17日の月曜だったんです。事務員が留守電を聞いたところ『木村さんが弁護を依頼したいと言っている』と。その後、17日の午前に再度、警察から連絡があり『もう別の弁護士と会ったので』とのことでした」
――今後、弁護を引き受ける考えはある?
「正直、難しいと思います。全国からこうした連絡を頂くことがあるのですが、私は東京だし、かなり多忙です。対応が難しいので、できるだけ地元の弁護士会を利用してほしいとお断りしているのが現状です。(木村容疑者の)動機がまったく分かりませんしね。もちろん面識はありません」次のページ準備書面には<民主主義への挑戦は許されるべきではない>
準備書面には<民主主義への挑戦は許されるべきではない>
木村は昨年の参院選の公示日である6月22日付で、「年齢などを理由に参院選に立候補できなかったのは不当だ」とし、「精神的損害を慰謝するに足りる慰謝料は、10万円を下回らない」と主張して、神戸地裁に国家賠償請求訴訟を起こしていた。昨年10月に提出された準備書面には、〈岸田内閣は故安倍晋三の国葬を世論の反対多数の中で閣議決定のみで強行した。このような民主主義への挑戦は許されるべきものではない〉などと記していた。
4月19日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および4月20日(木)発売の「週刊文春」では、木村の実父の告白や、実兄との事件直後のやり取り、同級生らが明かした「中学での変化」や、最近の暮らしぶりなどについて、5ページにわたって詳報している。
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