カウアン氏が実名・顔出しで証言した先週号は反響を呼んだ。今回登場する男性も彼と同年代。ジャニー氏が晩年まで性加害を続けてきたことを裏付ける存在だ。そして彼は背景にある事務所の「構造的な問題」を指摘する。
「あぁ、暴れてる……」
ここは東京・渋谷区内のタワーマンションの最上階。ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の終の棲家となった部屋だ。
2戸分を1つに繋げた450平米超の大豪邸。大きなソファとダイニングテーブルが置かれた広いリビングの出窓部分には、コンパクトな望遠鏡が一点に向けて据え置かれている。
レンズが捉えているのは、約500メートル先にある商業ビルの最上階のプールだ。
元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(26・当時は岡本カウアン名義)は、ジャニー氏が望遠鏡を覗き込み、冒頭のようにボヤくのを聞いたことがある。
「プールのあるビルの最上階はジャニーさんの別荘みたいな部屋で、ジュニアの子が鍵を渡されて出入りして遊んでいました。みんなとにかく騒いで、苦情も入るので、ジャニーさんが、問題を起こさないかと望遠鏡でよく見ていたんです」
ジャニー喜多川“被害少年” 8人目の証言「僕は社会的に強姦された」
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