継続か刷新か 大阪府知事選、立候補は6人
統一地方選の大阪府知事選が23日に告示され、地域政党「大阪維新の会」の現職と無所属新人ら計6人が立候補を届け出た。知事と大阪市長のポストを独占する維新政治の評価や、府市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非などを争点に、選挙戦が始まった。26日告示の大阪市長選とのダブル選で、投開票は4月9日。 府知事選に立候補したのは、政治団体「アップデートおおさか」が擁立した無所属新人の法学者、谷口真由美氏(48)▽参政党新人で歯科医師の吉野敏明氏(55)▽無所属新人で元参院議員の辰巳孝太郎氏(46)=共産推薦▽再選を目指す維新代表で現職の吉村洋文氏(47)▽諸派新人で執筆業の稲垣秀哉氏(53)▽政治家女子48党新人で薬剤師の佐藤さやか氏(34)-の6人。 過去3回のダブル選では、維新が看板政策「大阪都構想」を掲げ、都構想に反対する勢力と対決する構図だった。平成27年、令和2年と2度にわたる住民投票での否決を受け、維新は今回、都構想を封印。府市一体の行政運営の必要性を強調し、他候補は維新政治の刷新を主張している。 届け出を終えた候補者らはさっそく街頭で舌戦を展開。それぞれの政策を訴え、支持を呼びかけた。 26日告示の市長選には、維新新人で府議の横山英幸氏(41)とアップデートおおさかが擁立する無所属新人の市議、北野妙子氏(63)ら計5人が立候補を予定している。