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「インボイス制度導入は消費税増税に向けた基盤整備である」三橋貴明ブログ

『資本主義と国家の発展』三橋貴明ブログ

 

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。改訂版「インボイス制度導入は消費税増税に向けた基盤整備である」(前半)三橋貴明 AJER2023.3.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

これが本当の「将来世代へのツケの先送り」なんじゃないですか?

[三橋TV第676回]三橋貴明・高家望愛

資本主義とは、誰かが負債を増やし、「将来のため」に投資をすることで成長していく経済モデルです。ちなみに、投資とは「資本を投じる」という意味になります。 そして、資本とは「おカネ」という意味ではなく、工場、設備、店舗、インフラストラクチャーなどになります。つまりは、生産のための基盤こそが資本です。(そういう意味で、株式投資という言葉はおかしい)

資本なしで、生産性高い生産は不可能です。分かりやすく言えば、巨額の資金を与えられて、「砂漠」で、「ほら、工業製品を生産しろ」 と言われても、絶対に無理でしょ、という話。

まずは砂漠に道を作り、水、電気、ガスなどのライフラインを整備し、通信網を整備し、工場を建設し、資源や製品の流通を可能とする港湾を作り、設備を設置し、従業員を集め、彼らの生活の基盤を整えて初めて、生産が可能になるわけです。重要なのは、おカネ(貨幣)ではなく、「将来のために資本を投じる(=作る)」ことです。これこそが、資本主義の本質なのです。

そして、資本主義経済において「負債」を増やし、「将来のための投資」をする主役は「企業」でなければならない。ところが、日本は97年のデフレ化以降、企業が「将来のための投資」をしなくなってしまった。 理由は簡単。需要が不足しているためです。

となると、負債も増やさない。というわけで、日本は97年以降、企業(非金融法人企業)が資金過剰(※預金を増やしているか、負債を減らしている)状態に陥ってしまった。これは、異常なことです。

 

【日本の各経済主体の資金過不足(億円)】

http://mtdata.jp/data_84.html#kabusoku

とはいえ、政府が財政赤字(資金不足)を十分に拡大せず、デフレ(需要不足)が終わらない以上、必然でもあります。儲からないならば、我々は投資をしません。ましてや、負債を増やすはずがない。 だからこそ、政府は企業が負債、投資を増やし始めるまで、財政赤字を拡大しなければならない。緊縮財政至上主義の日本政府は、もちろん、それができない。 結果、企業の資金過剰状態は続き、経済は低迷。結局のところ、政府は財政赤字(資金不足)を継続せざるを得ず、「財政赤字が増えた!国の借金で破綻する!政府は財政赤字を減らさなければならない」 というレトリックで緊縮財政が続き、デフレが終わらないため、企業の資金過剰状態も続く。 もういい加減にしよう。理由は何で続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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