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真正保守「植田和男新総裁誕生で、どうなる日銀の金融政策?」三橋貴明

真正保守「コアコアCPIと「新」コアコアCPI」三橋貴明

 

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。改訂版「インボイス制度導入は消費税増税に向けた基盤整備である」(前半)三橋貴明 AJER2023.3.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

植田和男新総裁誕生で、どうなる日銀の金融政策?

[三橋TV第675回]三橋貴明・高家望愛

三橋TV第675回で解説していますが、わたくしはインフレ率(※消費者物価指数変動率)について、十数年前から常にコアコアCPI(食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合消費者物価指数)で見ています。理由は、それが最も「固い」からです。 ちなみに、上記日本のコアコアCPIは、アメリカのコアCPI(食品及びエネルギーを除くCPI)とほぼ同じです。欧州のコアCPIも、食料品やエネルギー、アルコール、たばこを除いたCPIになっています。(欧米にコアコアCPIという指標はありません)

つまりは、わたくしの「インフレ率はコアコアCPIで見る」というのが、グローバルスタンダードなんですよ、えっへん! ところが、日本ではなぜかコアCPIが「生鮮食品を除くCPI」となっています。いや、何で外国から輸入する食料とエネルギーを含んでいる? 生鮮食品だけ除いても、意味がないだろ。

と、2010年頃から批判をしてきたわけですが、2017年、今度は総務省が、いきなり「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」の発表を始め、これがコアコアCPIだ(以下「新」コアコアCPI)と言い出した。  ちょっと待て! エネルギーを除いたのは評価しますが、なぜに「生鮮食品」のみを抜く。外国から輸入している穀物や配合飼料の影響が入っていたら、国内の需給状況は分からんだろ!  というわけで、わたくしは頑なにコアコアCPIについて従来の「食料(酒類除く)及びエネルギーを除くCPI」で見ているのです。

ちなみに、直近(23年1月)のCPIを見ると、「新」コアコアCPIは前年同月比は3.2%の上昇であるのに対し、コアコアCPIは1.9%上昇に過ぎません。  「新」コアコアCPIと、コアコアCPIとの間に、1.2%もの乖離があるわけです。つまりは、「新」コアコアCPIは「外国から輸入する食料価格の影響」を含んでしまっている。これは、(日本版)コアCPI同様にまずいでしょう。現実が分からなくなる。

しかも、この(従来の)コアコアCPIにしても、エネルギー価格上昇の影響は確実に含んでいる。電気代が上昇した結果、美容院代が上がる(上がった)。軽油やガソリン代が上がった結果、運送代が上がる。 美容院も、運送も、共に「食料」でも「エネルギー」でもないため、コアコアCPIには含まれます。とは続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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