
【本当の犯人教えてあげる♪コオロギパン企業『クソ陰謀論者共!全員法的措置だ!訴えてやる!』】キモい虫写真を拡散したマスコミ、異論唱えた一般人を攻撃の河野太郎。コオロギ食嫌悪をMAXにしたのコ
〈徳島・コオロギ給食騒動〉コオロギ食品加工会社に「菌は大丈夫?」「補助金をもらってる?」全部聞いた! 高校は「保護者からのクレームは1件もないですが、昆虫食を扱う予定はありません」
徳島県立小松島西高校が給食でコオロギパウダーを使った「かぼちゃコロッケ」とコオロギエキスを使った「大学いも」を試食で出したことが物議をかもしている。昨今は食糧危機解決策としての昆虫食の推奨もされてはいるが、まだまだコオロギを食べることに心理的な嫌悪をおぼえる人からは、今回の試みに対して非難の声もあがっているようだ。 【画像】コオロギパウダーを使ったかぼちゃコロッケなど、実際に出された給食
「こういう報道になっていることに戸惑っております」
生徒同士で食用の乾燥コオロギを食べるゲームをしていたのを小松島西高校の教諭が見かけたことが、コオロギ食の給食導入のきっかけだった。当初、教諭は楽し気にコオロギを食べる子供の順応力の高さにただただ感心したそうだが、自身も気になりコオロギを食べてみるとその美味しさに驚いた。これは食の抱える課題や環境に関していい教材になるのではないかと思ったのだという。 小松島西高校の教頭は語る。 「SDGsの学習の一環で食料危機問題や食品ロスについて、生徒たちに考えてもらえると思い、同じ地元の徳島大学発ベンチャー企業のグリラスに相談をしました。最初は去年の夏ごろにグリラスの方に学校で講演していただき、アレルギーに関する説明も行った上でコオロギパウダーの試供品を生徒に配りました」 まずはコオロギ食について知ってもらい、その後、給食で試食しては、という流れだったそうだ。 「給食というと全員に配膳したと勘違いされるのですが、実際は集団給食という授業の中で試食は行われました。本校の食物科では集団給食の授業で生徒が調理した給食を、希望する生徒や職員がチケットを購入して食べます。なので、給食というよりは学食のイメージです。そうした形で11月にコオロギパウダーを使った『かぼちゃコロッケ』を、2月にコオロギエキスを使った『大学いも』を提供しました」 およそ170人ほどが試食に参加したが、生徒たちの反応は「香ばしい」や「コオロギが入っているとわからなかった」など概ね好意的だったという。学校側は教育の一環としていい機会になったと考えていたが、この様子がネットニュースで報じられると状況が一変したという。 「問い合わせの電話は増えました。『全員に食べさせているのか?』や『安全性は大丈夫なのか』などといった内容です。今後に関しては今のところ昆虫食を学校で扱う予定はありません。正直に申しますと、こういう報道になっていることに戸惑っております」
「コオロギ給食」への批判が珍しく納得できる理由 昆虫だけでなく多岐にわたる“苦情の成分"
この数日間、「コオロギ給食」という見出しがネット上やテレビで飛び交い、物議を醸しています。 【写真】コオロギ給食やかぼちゃコロッケなど このニュースが最初に報じられたのは昨年11月。徳島県の小松島西高校でコオロギパウダーを使った給食を出したことが報じられると、すぐに賛否の声がネット上に書き込まれました。しかし、「学校給食にコオロギが導入されたのは日本初」「食糧問題を考える契機に」というポジティブなニュアンスの報道が多かったからか、大きな騒動にはならずに終了。しかし、2月末にも食用コオロギエキスを使った給食を出したことがわかると、論争は一気に過熱しました。
もちろん、「食べる・食べないは選択制だから問題ない」「食糧問題を考えると素晴らしいこと」などと称える声も見られます。また、2日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)は、FAO(国連食糧農業機関)の「昆虫食に関する報告発表」を紹介したほか、「栄養豊富なタンパク質」「栄養素を多く含む」「エサが少なく環境負荷が少ない」「狭いスペースで飼育可能」という昆虫食のメリットを挙げるなど、肯定的なスタンスをとっていました。
しかし、批判はそれ以上に大きく、「コオロギの安全性や衛生面は大丈夫なのか」「なぜ子どもの給食でなければいけなかったのか」「未熟な子どもに食べるかどうかを選択させるのはおかしい」「アレルギー対策も十分ではなかったのでは」「急にコオロギを推しすぎていて、何らかの思惑や利権を感じる」などの厳しい声が殺到。また、小松島西高校、徳島県教育委員会、コオロギパウダーを提供したベンチャー企業・グリラスにも批判の声が寄せられているそうです。
■批判はコオロギに限らず多岐にわたる この状況に「スッキリ」MCの加藤浩次さんは、「『食べたくない人には食べなくていいよ』って言ってるのに。“苦情の成分”をちゃんともう1回見ないと。『苦情が何件来たからやめます』っていうのは、もうこの日本でやめましょうよ。日本がシュリンク(縮小)する1つの原因だと思う」などと熱く訴えかけていました。 ただ、加藤さんの言う通り、“苦情の成分”をちゃんと見ていくと、批判ありきの苦情ではなく、考えさせられ、納得させられるものが多いように見えるのです。