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真正保守『小さな政府路線と自己責任論・国民選別論』三橋貴明

『小さな政府路線と自己責任論・国民選別論』三橋貴明

 

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。「岸田総理大臣 真の異次元の少子化対策を教えてあげますよ」(前半)三橋貴明 AJER2023.2.28 令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

創価学会発「MMTを知ってほしい会」公明党を変えるのが「鍵」なのか?

[三橋TV第671回]松田智臣・三橋貴明・高家望愛

緊縮財政、構造改革(自由化、民営化、規制緩和・撤廃)、小さな政府路線の行き着く先は、「国民という共同体の一員の個別化」 になります。誰もが、共同体に属さない「個人」となる。

共同体がカネを使わない(緊縮財政)、公共サービスをビジネス化(自由化・民営化)、労働者などへの保護を外す(規制緩和・撤廃)、食料やエネルギーといった「生存」に不可欠な財やサービスも「カネ儲け」にしていく。

政府の機能をひたすら小さくしていく国家は、「自己責任」「国民選別」路線をひたすら突き進んでいくことにならざるを得ない。必ず、そうなります。  この種の「小さな政府」路線の背後には、「経済学」のレッセフェール(自由放任主義)があります。 古典派経済学者たちの学説(自由放任主義)は、経済秩序が政治から独立し、経済の自立的な活動に対する政治権力の介入が最小限になったときにこそ、あらゆる関係者に最大の利益をもたらすよう機能すると唱えました。

第一次世界大戦前(今の日本もですが)、レッセフェールは「常識」でした。イギリスのノーマン・エンジェル卿は、「富と繁栄と福祉が、国家の政治権力に依存しているというのは、真実だろうか。あるいは、一方が他方と多少なりとも関係を持っているというのは、本当に正しいのだろうか。」 と、語っています。もちろん、「そんなことはないよね」というニュアンスで語ったわけです。  政府の機能が小さくなると、国民は少数の勝ち組と、多数の負け組に分かれていきます。すると、確実に少数の勝ち組は、自分の成果をやたらと誇ることになる。「俺は努力して、ここまで来た。負け組は努力をしないから負けたのだ」

こんな感じです。実際には、勝った理由は「運が良かった」に過ぎないにも関わらず、自分と他人を「選別」し始めるのです。俺は凄い。負け組は自分とは「別の連中」として認識する。ナショナリズム(国民意識)が壊れていく。

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

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皇統論第四十九回「続きをみる

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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