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『国民を救うために政府が損をしろ!』三橋貴明

『国民を救うために政府が損をしろ!』三橋貴明

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。「貨幣の源は需要である」(前半)三橋貴明 AJER2023.1.31 令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

現在のコストプッシュ型インフレへの対処法は財政拡大だ!

[三橋TV第660回]三橋貴明・高家望愛

さて、現在の輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレにおいて、得(所得が名目値で増える)をしているのは「外国の生産者」です。 逆に、損をしているのは国民です。 未だにコストプッシュ型インフレ(あるいは悪性インフレ)とデマンドプル型インフレ(あるいは良性インフレ)を混同している人が多く、吃驚しています。

デマンドプル型インフレは、文字通り「デマンド(需要)」が増えることで物価が上昇するインフレです。GDP三面等価の原則により、生産=支出(需要)=所得になるため、デマンドプル型インフレの場合は、生産者である日本国民の名目所得が必ず増えます。(※実質は生産性で決まる) 無論、コストプッシュ型インフレの場合も、三面等価は成立しています。とはいえ、何しろ「輸入」物価上昇が原因である為、名目の所得が増えるのは外国。日本国民は支出は増えるものの、所得は増えないため、ひたすら困窮することになります。 ならば、どうすればいいのか? 財政政策あるのみです。

図が、先日の三橋経済塾で、藤井聡先生が使われていた図を簡略化したものです。

【所得の流れ】

我々が生産し、稼いだ所得は、①国民、②政府、③外国の三主体に分配されています。  現在、③の線が太くなってしまっている。反対側で、①の線が細くなっている。  無論、③を細くする(自給率を高める等)ことは「対策」になりますが、短期間では無理です。しかも、戦争が続いている以上、輸入物価が「下がる」時期は見通せません(高止まり、はすると予想しますが)。 となれば、政府が財政政策で②の線を細くし、①の線を太くするしかない。 具体的には、減税と政府支出拡大です。減税含めた財政拡大以外に、国民を救う手段はありません。  ①の線が細っているときに、「民間」に「線を太くしろ」といっても、無茶です。

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Source: 三橋貴明氏ブログ

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