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新型コロナ 専門家 “実際にはすでに過去最大の感染状況か”

新型コロナ 専門家 “実際にはすでに過去最大の感染状況か”

新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の数が連日過去最多となり、急増しています。また、アメリカでは新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「XBB.1.5」がこの1か月で急速に拡大しています。

亡くなる人が急増した背景と今後の見通しについて専門家に聞きました。

国内の死者急増の背景は

東京医科大学の濱田篤郎 特任教授は「流行しているウイルスの性質が変わったわけではなく、感染者数そのものが急増していることが背景にあると考えられる。感染者として報告される人数は去年夏の第7波を超えていないが、全数把握は完全には行われておらず、実際にはすでに第7波のピークを超える過去最大の感染となっていて死者数も過去最多となっているのだと思う」と指摘しました。

そのうえで「高齢者の感染が多いことも死者数の増加の背景として考えられる。オミクロン株対応ワクチンの高齢者での接種率は6割ほどと3回目までの割合に比べてまだ高くない。重症化した時に対応する医療機関のひっ迫も深刻になってきている。行動制限のない年末年始で多くの移動や接触があったため、増加傾向は今後も続くとみるべきだ。インフルエンザの同時流行という今までに無かった事態にも直面していて、医療のひっ迫がさらに厳しくなっている」と述べました。

米で急拡大 オミクロン株「XBB.1.5」の影響は

また、アメリカで急速に拡大している新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「XBB.1.5」については、「日本でも確認されている『XBB』にさらに変異が加わったウイルスで、免疫から逃れる性質だけでなく、感染力がさらに強まっている可能性が指摘されている。日米間の水際対策はかなり緩和されており、今後、このウイルスが日本に入ってくることは前提にしなければならない。このウイルスの流入で今の第8波が長引くことも懸念される」と指摘しました。

中国「ゼロコロナ」政策終了の影響は

さらに、中国の「ゼロコロナ」政策の終了について、濱田特任教授は「中国での感染者数の実態は正確に把握されていない。仮に感染拡大のピークが今月下旬の春節の時期と重なれば、中国国内でのさらなる拡大に加えて日本など海外への影響も懸念される。感染予防の対策を継続してもらうだけでなく、オミクロン株対応ワクチンをまだ打っていない人はなるべく接種してほしい」と話しています。
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