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『「お金を出せば輸入できる」は通用しない世界』三橋貴明

「お金を出せば輸入できる」は通用しない世界

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから三橋貴明のツイッターはこちら人気ブログランキングに参加しています。チャンネルAJER更新しました。「防衛費をめぐり日本の財政議論が始まった」(前半)三橋貴明 AJER2022.12.21 令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

一般参加可能な講演会のお知らせ2023年1月29日(日) 三橋貴明先生の仙台勉強会

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ガチガチやれよ!政争が繰り返される政治こそが真っ当だ

[三橋TV第641回]三橋貴明・高家望愛

本当は昨日、本件を取り上げたかったのですが、日銀のYCC修正があったので、一日ずれました。 

コストアップ型インフレが、我々日本国民を苦しめていますが、同時に「コメの消費」という需要は萎み(deflate)続け、

販売農家戸数はピークと比較し七割近く減少。100万戸を割り込んでいます。 

さらに、輸入物価上昇で生産費の急騰が追い打ちをかけ、多くのコメ農家は廃業の窮地に立たされることになりました。  

自由主義、市場原理主義に従えば、「競争に負けた農家は自己責任」 という話になるのですが、本当にそうか?  

そもそも、コメの消費需要が落ち込んでいるのは、政府が「じゆうぼうえき~」などと、小麦の輸入を拡大してきたためです。

(※もっとも、これでも一応、政府はまだ小麦輸入を管理はしている) 

日本国民の食を担うコメ農家が廃業していき、食料安全保障が崩壊し、

それでも、「農家の新陳代謝が進む。生産性が低いゾンビ農家はさっさと退場させるべき」 と、彼らは言ってのけるのでしょうかね? 

日本の農業は生産性が低いって、当たり前だろ。国土が山がちで、北海道を除くと「地平線の向こう側まで農地」といった、オーストラリアやアメリカ式の農業は出来ないのだから。 

小麦でいえば、世界市場における60kg当たりの価格は1680円程度。それに対し、

日本国内でで生産すると8000円ほどになってしまい、採算はとれません。これは「日本の農家が生産性向上をさぼっている」といった話ではなく、単純に国土条件の違いからくる乖離なのです。 

ちなみに、生産性が無茶苦茶に高いアメリカの農家ですら、一家四人が食べていく程度の所得しか得られません。

理由は、買取価格が異様に安いためです。 それでも、アメリカ農家がやっていけるのは、「政府が補助」しているためなのです。  

同時に、アメリカ「農業」(※農家ではない)は安価な農産物を世界に売り、供給能力の維持と、

輸出相手国の「国民の胃袋」の支配を両立させています。アメリカの安全保障上、農産物は「兵器」「武器弾薬」そのものなのです。

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

皇統論第四十七回「武士の誕生」、歴史時事第四十七回「ウィリアム三世」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

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『「日本の農業は過保護」という噓◆貿易自由化の「生贄」にされてきた農業 日本は、経済産業省などの主導のもと、長年にわたって自動車の輸出を推進してきた。そうして製造業で儲けるかわりに、自由貿易交渉においては、いわば「生贄」として農産物の関税撤廃を差し出す、という経済政策を進めてきた。「食料なんて金を出せば買える」という考え方が、あたかも正論のごとく唱えられた結続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

Source: 三橋貴明氏ブログ

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