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「再開発」という名の自然破壊にNO!を: 愛国女性のつどい花時計

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 「再開発」という名の下に、明治神宮外苑の樹齢100年を超える貴重な樹木がなんと1000本も(!)伐採される計画が進行している、という話題は以前もブログで取り上げました。この計画を東京都は去年12月、二週間、公表したらしいのですが、ほとんどの都民は知りませんでした。今年の29日、都の「都市計画審議会」で賛成多数で承認され、そのままこの暴挙が実行されるところでした。しかしこの計画を知ってロッシェル・カップさんという経営コンサルタントが計画の見直しを求めるネット署名を開始しました。すると瞬く間に署名が集まり、9月の段階で約11万筆の署名が集まっているそうです。

 明治天皇の御陵(お墓)は京都にありますが、明治天皇と昭憲皇太后の遺徳をしのべる場所を東京にも、という国民の願いで明治神宮が建立されました。神宮外苑はそのような歴史を持つ場所だけに、単なる公園や運動場ではない風格を持っています。聖徳記念絵画館には明治天皇の生涯を描いた洋画と邦画がずらっと展示され、都会の真ん中とは思えない静謐な空間で絵を鑑賞することができます。

新宿から近いという利便性と文化的な雰囲気、そして都民の憩いの場という、いくつもの顔を持つ貴重な場所です。しかし、今回の計画がもし実行されると緑豊かな外苑は単なるコンクリートの林立する、どこにでもある観光客目当ての無機質な商業施設になってしまうのではないか、と心配です。

 JR原宿駅から目と鼻の先に鬱蒼と茂った森があること自体、奇跡のようなものです。しかし一度壊してしまったら、もうあの美しい森は二度と戻りません。一本の苗木が100年かかって巨木になるのです。東京の蒸し暑い夏、二酸化炭素を吸収してくれる樹木は貴重です。小池都知事のお好きな国連の掲げる「持続可能な社会」を実現するのなら、外苑の森を残す方向で、計画自体を見直すべきではないでしょうか。

 この再開発プロジェクトには宗教法人明治神宮、三井不動産、伊藤忠、日本スポーツ振興センターが関わっています。地主である明治神宮がこの計画を了承したのは、解せない話ですが三井不動産代表取締役会長の岩沙弘道氏が明治神宮総代を務めていることが関係あるのかも知れません。しかし、ここが都民の憩いの場である以上、都民の意見をまずきちんと聞く必要があります。都民に隠れてこそこそ進行させるというのは、反対されるだろうと考えていたからではないでしょうか。都民に反対されるような計画を行政が勝手に進めるなんて、とんでもないことです。行政は都民の税金を預かっているだけのはずです。

 再開発された渋谷駅を見て、私は、これは景観の破壊だと感じました。かつての日本人が持っていた自然を敬う心や美意識が急速に今、失われていると感じるのは私だけでしょうか。

 

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「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

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Source: 愛国女性のつどい花時計

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