「“ミトマの1ミリVAR”を元審判が神レベル解説」
ブラジルの“日本vsスペイン報道”がスゴい+やっぱりカオス
「忍術ナルト魂だ!」
カタールW杯、日本戦についてフットボール王国ブラジルではどう伝えられているのか。テレビ中継、各メディア報道など現地在住日本人ライターにリアルな空気感を伝えてもらった。(ドイツ戦編、コスタリカ戦編も) 【独自画像】「出てるように見えるけど…」“三笘の1ミリVAR”神解説や「ドイツ負け→ネイマールのゲラゲラ風刺画」ブラジル報道がカオスすぎ。脱ぐとムキムキな三笘(スーツ姿はキメキメ)など日本代表の今と昔を見る(90枚超) 今大会の日本は、ブラジルのメディアを完全に手玉に取っている。 ブラジルのSporTVでは、解説者と司会者の計5人が試合当日の全試合のスコアを予想する。グループステージ(GS)最初のドイツ戦で全員がドイツの勝利を予想したところ、日本が逆転勝ち。初戦でスペインに0-7という歴史的大敗を喫したコスタリカとの対戦では一転して誰もが日本の勝利を確信したが、まさかの敗戦を喫した。 そして、スペイン戦で今度は全員がスペインの勝利(4-0、3-0、3-1、2-0、2-1)を思い描いたところ、再び見事な逆転勝ち。元世界王者2カ国と同居したグループを、何と首位で突破してしまった。 スペイン戦の試合後には司会者が「みんな完璧に外したな。私が一番惜しかったけどね」。しかし、実は彼も「3-0でスペイン」と予想しており、一同、爆笑していた。
戦術オタク評論家と元代表FW、元国際審判が解説
この試合のテレビ中継の解説は戦術オタクとして名高い評論家のパウロ・ビニシウス・コエーリョ(通称PVC)と元ブラジル代表FWグラフィッチ(ヴォルフスブルクなどで活躍し、2010年W杯に出場)が担当し、審判のジャッジに関する解説をしたのが元国際審判のサンドロ・メイラ・リッシだった。 同時刻に始まったドイツ対コスタリカ戦では前半10分、ドイツが先制する。 その直後、スペインが右サイドバックのセサール・アスピリクエタからのクロスをCFアルバロ・モラタが頭で決めて先制する。PVCが「日本の守備陣がフリーでクロスを入れさせ、なおかつフリーでヘディングを許すというダブルのミスを犯し、その罰を受けた」と厳しく指摘した。 アナウンサーは「現時点で、スペインがグループ首位でドイツが2位。日本とコスタリカは敗退しつつあります。ロジカルな状況ですね」と伝えた。 その後もスペインがボールを握り続けると、グラフィッチが「スペインが試合を完全にコントロールしています」とコメントした。しかも、前半の終盤、日本は板倉滉、谷口彰悟、吉田麻也のCB3人が続けざまにイエローカードを受ける。アナウンサーは「日本は危機的な状況を迎えています」と語った。
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