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愛国女性のつどい花時計「ペロシ下院議長はなぜ台湾へ行ったのか」

ペロシ下院議長はなぜ台湾へ行ったのか

 

 

 

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 電撃的な台湾訪問から四日が経ちました。ナンシー・ペロシというアメリカ人女性の名前は一躍、世界的な有名人になりました。しかし彼女がなぜ台湾へ行ったのか、はイマイチよく分からなかったのです。ペロシ氏は台北で蔡英文総統と会談をしました。しかし、そこでは特に踏み込んだ話がなされた様子がありません。蔡英文総統はペロシ氏に勲章を授与しました。ペロシ氏は「台湾の自由と民主主義を守る」「アメリカは台湾を見捨てない」と発言しましたが、一方で「台湾の独立を支持する」とは言いませんでした。

 アメリカは197911日に中華人民共和国と正式に国交を結びました。「一つの中国」を主張する中華人民共和国と国交を結んだ以上、台湾(中華民国)との断交は避けられません。しかしアメリカは日本と違って台湾をバッサリと切り捨てることはしませんでした。「台湾関係法」という国内法を設置し、台湾との間に「相互防衛条約」を結びました。だからアメリカは台湾を軍事的に応援することはできます。しかし、政治的に台湾を独立国として認めることは出来ないというのがアメリカの立場です。だからペロシ氏は間違ったことは言っていません。しかし、それならなぜ台湾へ行ったのか、という疑問は残ります。

 ペロシ氏はこれまでチベット人やウイグル人、モンゴル人、香港の若者の人権を主張して来ました。人権というテーマは民主党の看板ですから、それを主張するのは民主党の他の党員たちも賛成しています。ペロシ氏は民主党の中でももっとも中国の人権弾圧に厳しい議員だそうですから「台湾のために危険を冒して訪問するなんて、なんて勇気のある人なんだ!」という見方も出来ます。しかし今回の訪台にはバイデン大統領は賛成していなかったそうです。それを振り切って(大統領の意向に従わないで)台湾へ行くというのはなかなかできない事です。アメリカへ帰ってからの彼女の立場はどうなるのだろう、と余計な心配をしたくなります。

 一方で彼女の選挙区は中華系住民の多いカリフォルニアです。中華系住民は今回の彼女の訪台を快くは思わないでしょう。しかし、彼女はもう82歳(若く見えますね!)であり、次の選挙には出ないつもりかも知れません。次の当選を考える必要がなければ、思い切った行動も取れるでしょうね。

 ペロシ氏が台湾へ行った理由をあれこれ考えていたところ、深田萌絵さんの動画をたまたま見ました。深田さんは台湾問題に詳しいのでどんな意見をおっしゃるのかな、と思っていたのですが、見て良かったです。台湾の言語空間では非常にリアリティのある見方がされているそうなので、ここでそれを紹介させて頂きます。 詳しくは深田さんの動画を見て頂きたいのですが、台湾のあるロビー団体が2年以上前からペロシ氏に台湾を訪問してくれるように働きかけていた、という情報を伝えた台湾メディアがあるそうです。そのために支払われた金額はなんと! 4億円にも上るとか。これがガセネタでなければ、ペロシ氏は議員よりも女優のほうが似合っているかも知れませんね。それにしても度胸のある人です。度胸という点で言えば、男性よりも女性の方が優れているのかも知れません。

 私は個人的には今回のペロシ氏の訪台は悪くはなかった、と思っています。一人の議員が台湾を訪れた、というだけの事です。それなのに、中国のあの騒ぎようは異常です。そもそも中国の言っている「台湾は中国の不可分の領土の一部」なんて真っ赤な嘘です。中華人民共和国が台湾を統治したことは一度もありません。台湾と中国は民族も違うし、言語も違うし、文化も違います。台湾はどこから見ても独立国だし、民主主義国です。嘘をこれほどまでに堂々と主張できる国なんて中国以外にはないでしょう。中国の異常さを改めて日本人が認識するきっかけになった、という意味ではペロシ氏の訪台は意味がありました。

 問題は岸田首相がこの出来事を日本の安全保障に結び付けて考えられるかどうか、です。今回、中国は日本の排他的経済水域の中にまでミサイル発射を行いました。これは挑発行為以上の行為で、普通の国なら宣戦布告と受け取り、日本もただちに報復措置をしなければなりません。この非常時に岸防衛大臣を交代させることは日本にとって決してプラスにはなりません。次の防衛大臣に福田達夫氏の名前が挙がっているという報道もありますが、まさかそこまで愚かな選択を岸田さんがするとは思えません。

 岸田さんがペロシ氏の勇気と行動力、そして戦略的考え方を学んでくれたら良いのですが・・・・・

 

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Source: 愛国女性のつどい花時計

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