文春砲❣携帯もバイト代で購入　髙木美帆の清貧が凄い！

　1994年、北海道・幕別町で生まれた髙木。4歳上の兄の影響で、2歳上の姉・菜那（29）とともに5歳からスケートを始めた。その一方で、地元のダンス教室に通ったり、サッカーでも「未来のなでしこ」と目されるほどの実力だった。

　中学時代のサッカー部顧問・森英樹氏が明かす。

「FWとして男の子に混じって身体を張ったプレーをしていました。ゴン中山みたいな泥臭いプレーも厭わず、ゴール前でダイビングヘッドして目尻から流血してしまったことも（笑）」

　中3の時には、15歳でバンクーバー五輪に出場。競技をスケート一本に絞り、鳴り物入りで帯広南商業高校へ進学した。

　同校スケート部の元監督・東出俊一氏が語る。

「テレビの取材もたくさん来たけど、あの子は浮かれることなく冷静でした。40年コーチをしてきましたが、彼女は考える能力がダントツ。どんな時も、練習意図を自分の頭で考えながらやっていました」

　姉とともに世界の舞台で戦い始めた髙木。遠征費など経済的負担も重くなっていくが、髙木家は決して裕福な家庭ではなかった。

「父の愛徳（よしのり）さんは農機メーカーに勤めるサラリーマンで、母の美佐子さんはスーパーのレジ打ちや新聞配達のパートを掛け持ちしていました。一軒家の住宅ローンも残る中、姉妹も中学から新聞配達のバイトを始め、高校卒業まで6年間続けた。今どき珍しいと思いますが、携帯代は自分たちが稼いだお金で支払っていたそうです」（スポーツ紙記者）