真保守主義「二つの驚愕!令和四年 大学入学共通テスト」:三橋貴明
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これは凄い! 大学入学共通テストで「完璧」な信用創造の問題が出た!
[三橋TV第500回]三橋貴明・saya
ご要望が多かった、「シンガーsayaの3分間エコノミクス」の再生リストを作りました。 さて、話題の今年の大学入学共通テスト。二つの意味で、驚愕致しましたよ。
一つ目は、「政治経済」の貨幣観の完璧さ。
そして、二つ目が「現代社会」のどうしようもない貨幣のプール論、モノ・マネー論(単一貨幣論)。
早速、いきましょう。 まずは、政治経済の問4。
【令和四年 大学入学共通テスト「政治経済」 第2問 問4】
http://mtdata.jp/data_78.html#seijikeizai
凄い・・・。日銀が買いオペレーションをしたところで、増えるのは市中銀行の「日銀当座預金」であり、我々が使う通貨量、○○は増えないことを説明している。
(もちろん○○が何か、分かりますよね)
ちなみに、2013年に思考停止的に「いわゆるリフレ派」政策を妄信した信者の皆様はともかく、
岩田規久男先生たちは、別に「貨幣(※マネタリーベース)を増やせば、デフレ脱却」などという単純な説明はしていません。
「日銀がインフレ目標(2%)を設定し、目標達成まで量的緩和を継続するとコミットすれば、
期待インフレ率が上がり、実質金利が下がり、民間(企業、家計)が借り入れを増やし、
消費や投資という需要が拡大するからデフレ脱却できる」 と、
一応、デフレについて「総需要の不足である」という正しい前提に基づき、政策を提言していたわけです。
もっとも、何度も繰り返している通り、「風が吹けば桶屋が儲かる」でございましたよ。
わたくしは、日銀当座預金と○○は「違う世界のお金」であるため、日銀が量的緩和するだけでデフレ脱却できるはずがないと主張。
すると、「三橋は日銀が100兆円カネを発行しても、デフレ脱却できないというのか!」 と、
凄まれたので、そりゃあ「財やサービスの購入」が増えなければ、脱却できんだろうと反論してました。
実際は、日銀がマネタリーベースを500兆円以上も増やしたにも関わらず、
インフレ率(コアコアCPI)はマイナス1.3%。さあ、誰が正しかった?
要するに、いわゆるリフレ信者の皆様は、「モノ・続きをみる
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Source: 三橋貴明氏ブログ