立民から１５００万円受領、ネットメディア認める 福山幹事長「理念に共感」
インターネット上で国会議員や有識者が議論する報道番組を制作、配信する「Ｃｈｏｏｓｅ Ｌｉｆｅ Ｐｒｏｊｅｃｔ（ＣＬＰ）」は６日、立憲民主党から広告代理店などを通じ、「番組制作費」として約１５００万円を受け取っていたとホームページ上で発表した。ＣＬＰに対しては、出演者でジャーナリストの津田大介氏ら５人が「特定政党からの資金提供は報道倫理に反する」とする抗議声明を出していた。
ＣＬＰのホームページに共同代表の佐治洋氏の名前で掲載された文章によると、スポンサーを探す中で立憲民主党の福山哲郎前幹事長＝写真＝に会い、支援を受けることになった。２０２０年３月以降、広告代理店や制作会社を通じ、約１５００万円を受け取った。佐治氏らの給与や制作にかかる費用に充てたとしている。
その後、クラウドファンディングなどで資金を得る仕組みを整え、立民に資金提供の終了を申し出たという。文章では終了の時期は明確にしていない。
福山氏も同日、「番組制作を支援した」「フェイクニュースに対抗するメディアの理念に共感し」「（番組内容などについては）関与したものでない」とするコメントを発表した。
公正な報道の根幹が疑われている問題。この説明で、有権者やユーザー、出演者の理解が得られるのか。
