北朝鮮による弾道ミサイル発射事案についての会見
SLBMの発射であれば2年ぶり
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。岸田総理は2発発射されたと明らかにしていて、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の可能性が高いとみられています。 なぜ北朝鮮は多くの人を拉致したのか 北朝鮮による拉致問題、あなたはどこまで知っている? 韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮がきょう午前10時17分ごろ、日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。 発射されたのは北朝鮮・東部の新浦(シンポ)付近からで、韓国政府関係者によりますと、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の可能性が高いということです。SLBMの発射であれば2年ぶりです。 北朝鮮は先月以降、相次いでミサイルを発射し、兵器開発を進める姿勢を示していました。 日米韓の3か国はこのあとアメリカで、北朝鮮を担当する高官による協議を予定しているほか、韓国では情報機関トップによる会談を行っていて、北朝鮮側には、3か国の連携にゆさぶりをかける狙いがあるものと見られます。
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(北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について)
政府においては、平素から緊急事態に対して万全の態勢を取ることの重要性を認識しており、緊急時に迅速に対応できる体制、更には緊急時に隙間を生じない体制を整えております。本日、私と官房長官が、共に東京を離れる予定になっていたわけですが、その際にも、これまでどおり、官房長官が磯﨑(いそざき)副長官を指名し、代理で在京において職務を務めるという体制を取り、また、緊急時必要であったならば、自衛隊機ですぐ東京に戻れる体制も整えておりました。そして、連絡体制についても、万全の体制を用意した次第であります。実際この事案が発生した後、直ちに私の方から総理指示を出し、磯﨑官房副長官とも連絡を取り、私の方から指示を行い、そしてその後も連絡体制を維持し、意思疎通を図ってきました。結果として危機管理においては、十分な体制を取っていたと認識しております。
(今後の体制について)
明日以降の日程については、まだ私自身、確認しておりませんが、いずれにしても今申し上げたような形で危機管理には万全の態勢で臨んでいかなければならないと思っています。危機管理における隙間が生じない体制をしっかり維持しながら日程を考えていきたいと思っています。
関連リンク
総理の演説・記者会見など
Source: 首相官邸ホームページ