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政治と自民党に対する国民の信頼をどのように回復するのか 4候補が語る

政治と自民党に対する国民の信頼をどのように回復するのか 4候補が語るそれぞれの想い

 

 

自民党改革と国民の政治に対する信頼回復をどのように進めていくのか。写真は自由民主党本部。 (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

近年、政治家の不祥事や公約の未達成などにより、国民の政治に対する信頼の低迷がしばしば指摘される。そしてコロナ禍においては、政府への信頼が低下しているとのデータもある。国民の信頼を取り戻すためにやるべき事は何か。自民党の若手議員からなる「党風一新の会(代表世話人:福田達夫氏)」が4人の候補者に聞いた。

岸田文雄候補「ガバナンス強化と新陳代謝で対応」

岸田文雄候補はまず、自民党と政治に対する信頼回復にいま取り組まなければ、「日本の民主主義がおかしくなってしまう、という強い危機感を持っている」と述べ、国民の意見を聞き、幅広い政策の選択肢を示せる政党であることを示して信頼回復していきたいとした。

そのうえで、組織として改革するのであれば、組織の規則そのものを変える努力をしなければならないと強調、民間企業のように自民党内にもガバナンスコードを作成していく考えを示した。

そして、国民の満足度を高める点については、役員任期の明確化、党内部を外部の目に晒すこと、若手登用の促進の3つを対策として掲げた。自民党の地方組織でも、国民と自民党とのつながりを強化し、地方を大事にする政党であることを示したいと述べた。

河野太郎候補「説明不足、身内に甘い」

河野太郎候補は不信の原因として二つの原因を挙げた。一つ目は「説明不足」。「オリンピックとパラリンピックについては、説明が不十分のままであったため、成功したにもかかわらず評価されなかった」と河野氏。「コロナ対策でも、科学的なデータを示して説明ができなかったところは説明不足だったと思っている」と述べた。

二つ目は「身内に甘い」こと。河野氏は「身内に甘い、傷をなめ合うのは良くないことだと思う」とし、「そこは本来は若手の皆さんの出番であり、おかしいと思うところをおかしいと言うべき人たちにガンガン言ってもらわないと、物事が前に進まないのかなと思う」と指摘。

「遠慮することはなく、おかしいものはおかしいよと、自民党内でもきちんとおかしいという声が出ていて、それが世の中に伝わっていくことが大事だと思う。身内にも厳しいよ、ということをしっかりと見せていかないといけないし、そのような行動を取らないといけないと思う」と述べ、党風により一層の厳しさを求めた。

高市早苗候補「真摯な対応、分かりやすい説明を」

高市早苗候補は外出自粛期間中に党員が不適切な行動を取ったことを念頭に、「間違ったことをしたら、できるだけ地位の高い方ができるだけ早く謝罪をすることが鉄則だと思う。それができていなかったことが非常に大きな不信につながったのではないかと思う」と述べた。原因究明に時間がかかる場合でも、しっかりと説明責任を果たす。政府の場合であれば、内閣総理大臣および官房長官が一刻も早く対応しなければならないと主張した。

国民に向けて政府が現在行っている政策を適切に発信し、安心してもらえる仕組みの構築についても提言した。そして官邸であれば「トップがしっかり首相記者会見を開いてその場で明確にお伝えする」と述べた。

また自民党の発信する政策を地方に共有することを掲げた。高市氏は、自身が党の広報本部長や政調会長を務めたとき、地方の党員などに情報を伝えやすいように政策に関する資料を頻繁に発送していたことを提起。現在行われていることを広く共有するためにも、ネットワークを構築し、情報を積極的に共有していかなければならないと強調した。

野田聖子候補「自民党ではなく、国民の幸福を追求して」

野田聖子候補は、自民党を改革するか否かではなく、どれだけ国民を幸せにできるのかを考えていかなければならないと主張した。そして「私たちは自民党という職場を通じて、様々な多様性の中で、色々な人の意見を吸収し形にできるという機能を、その能力を国民に返すために自民党に入ったのではないだろうか」と述べた。

野田氏はまた、中選挙区制だった時代には、自民党は「様々な考え方を持った先輩たちが意見をぶつけ合う、自由な政党」だったことを引き合いに出し、近年は国民のためではなく、自民党のために働くようになったと警鐘を鳴らした。

そのうえで、「私は常に、自民党を通じて、どのような幸せを皆さんに差し上げることができるのかを考えてきた。その為には自民党を強くしていかなければならないが、そのためには何をするべきか、常に改革をしていくのだ、という想いで歩んできた」と述べた。

(王文亮)

 

Source: 大紀元 エポックタイムズ・ジャパン

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