議員ではなくなっても、人権問題に取り組み続ける=山尾志桜里議員
8月26日、秋の臨時国会で対中人権非難決議への成立に向けて、超党派の国会議員が参議院議員会館で集会を開き、意見交換を行なった。来期出馬しない意向を表明している山尾志桜里議員は、引退後も人権問題に取り組み続けると、大紀元の取材に答えた。
集会には、中国共産党からの迫害を受けるチベット、ウイグル、内モンゴルなど少数民族の団体などが出席した。人権外交を超党派で考える議員連盟で共同代表を務める山尾志桜里衆議院議員は、「中国共産党の熾烈な弾圧に遭う人々と、私たちは共にある」と強調した。
また、8月19日に香港の人権活動家・李宇軒氏が、人道犯罪者に対する制裁法「マグニツキー法」の推進を山尾議員ら日本の国会議員に働きかけたことを理由に有罪判決が下った事案に触れ、「国際連携が必要だということを再認識させるものだ」と述べ、同法成立の必要性を改めて説いた。
「前回の国会で(対中人権非難決議が)通らなかったことは非常に悔しい。来期で必ず通すべきだ。そして、中国の人権弾圧に対して、人権侵害制裁法と人権デューデリジェンスという両面から跳ね返していく」と、山尾議員は集会後の取材で述べた。
来期の出馬をしないことを表明している山尾議員は、「人権活動はしっかりと続けていく。政党の色なく政策立案を掲げ、架け橋になれたらと思う」とその考えを示した。
(佐渡道世)
Source: 大紀元 エポックタイムズ・ジャパン