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築地大混乱、マグロ仲卸業・生田与克氏が激白「小池氏が出てくる前の方が希望はあった」

「(小池知事を)認められるところは1つもない。『希望』っていうけど、小池氏が出てくる前の方が希望はあった」

こう息巻くのは、築地で長年マグロ仲卸業を営む「鈴与」の3代目店主・生田与克(よしかつ)氏。豊洲への移転を延期した末に「豊洲は生かす、築地は守る」という併用案を打ち出した小池氏を強く批判した。

「現実的に不可能な話で、市場全員が何言ってるんだということになった。市場や流通を分かる人間からしたら、むちゃくちゃだ」

生田氏は魚河岸を営むかたわら、魚食や魚文化についての啓発活動にも精力的で、市場移転問題にもいち早く声をあげた1人。6月には生田氏を含む都民7人が、豊洲移転を延期した小池氏の判断は不当で、必要のない維持管理費がかかっているとして、知事らに約1億8000万円の損害賠償を求めて東京地裁へ提訴した。

30~40年間も議論された末、ようやく「2016年11月7日に豊洲移転」でまとまったのに、なぜ小池氏が蒸し返したのかと憤る。市場はもちろん、東京五輪の準備にも悪影響を及ぼすためだ。「築地の跡地は、3000台分の仮設駐車場になる計画だが、ホテル並みの付帯設備が必要になる。タイムリミットは2年なのに移転しない」

築地市場の解体が遅れたため、新橋-晴海間をつなぎ五輪選手にとって重要な輸送路となる環状2号線の計画が棚上げになっていることにも言及した。

「環状2号線を確保しないと選手たちが移動できず、われわれも商売にならない。早期開通が移転の条件だった。昨年11月7日に市場を移転してすぐ着工し、五輪の1カ月前に全面開通する計画だったが、小池氏は全部ひっくり返しただけ」

都政の重大問題が解決されず、市場関係者が不安に駆られるなか、国政に意欲をみせる小池氏に対し、生田氏はこう突き放す。「衆院選に向けて党を立ち上げて、党首をやるとか、そんな話をしている場合ではない。無責任きわまりない」

 

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